●連載
愛しきひとよ       句は尾形充洸


恋に悩む怒れる映画プロデューサー尾形充洸さんが
万葉調不定形句を連載してくれてます。
歌人は月夜に下町文化の歴史を想ったようです。





   

   君知るや浅草に唄ふ唖蝉坊

          明治大正諷刺穿ちて



   満月を落して影の細波よ

        隅田の川は時を刻み来て 
  



      きみしるやあさくさにうたふあぜんぼう めいじたいしょうふうしうがちて

       まんげつをおとしてかげのさざなみよ すみだのかわはときをきざみきて    


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