12/17の日記          文は田島薫



寒空の下、ひざ痛味わいながら長い散歩


ココ通更新日の翌日火曜はいつもの食料買い出しの日、午後になってもめっきり寒い曇

天なままなんで、家人とふたり歩いて行くことに、先週からまだひざの痛みは消えてな

くて、でも歩けないほどでもないのでストレッチと姿勢を意識しつつ歩く。

水曜の朝、今は青果市場の外商で働く家人の出版社時代の年下の友人がやって来た。

集団ストーカーに遭ってる、って言う神経症気味に見える悩み相談で、最初、先週の約

束だったのが、私の妹のねこの危篤などで延期になってたのだ。

具沢山雑炊を作っていっしょに食ったりして、けっきょく話の方は、害はなさそうだし、

意識過剰になるほど悪循環になるからほっとけばいい、ってことに。帰る友人を誘い第

2の最寄り駅の途中の神社でちょうどやってる酉の市へ寄った。いつもは夕暮れてから

出かけてたんだけど、明るいうちから大量の屋台が出てて、それが神社の先の通りから

駅前の鋪道まで予想以上の規模で続いてることを始めて知った。友人を送った後、書店

カフェで立ち読みしてから、祭りの道で古書店屋台の100均でブローディガンとフィッ

ツジェラルドの短編集を買い、小豆の今川焼きを1コだけ買って私は1口もらって食いな

がらず〜とひざの痛みも軽く味わいながらの帰路。

翌木曜は予定通り昼前に家人と出発し都内へ。地下鉄の乃木坂で下りると、東京ミッド

タウンと隣接するでかい公園の人工池そばのベンチで持参したゆで卵とコロッケサンド

と野菜ジュース、コーヒー、ウイスキーなどでランチ。テナントショップなどをながめ、

巾着袋みたいのを家人は買い、国立新美術館へ行きボナ−ル展を鑑賞。そこから小雨が

ちょっとパラついた夕暮れの青山墓地を突っ切る人通りのない一本道を傘もなしにひざ

の痛みを軽く味わいながらえんえんと歩き、ドラマ撮影中の外苑からクリスマスイルミ

ネーションの表参道をぬけ原宿からラッシュアワーの電車で帰路に。

翌金曜はやっぱり寒くて、午後、2日ばかり姿見せなかったパネが疲れた感じで来たん

で、玄関前に段ボール箱と発泡スチロールで3コめの家を作ってやって、体持ち上げて

それに入れようとしたら、いやがってた。小さいバットのためにも小さい家を作ったん

で、入れようとしたら、こっちもいやがってた。

翌土曜の晩にはリンゴジャムを大鍋いっぱい仕込んで、翌日曜に完成。

日曜の夕方は家人に付き添って最寄り駅へひざの痛みを軽く味わいながら歩きDVDを返

してから近所のスーパーでビールや牛乳やクリスマスケ−キ材料や醤油を買込んで帰宅。

前夜までに観たDVDは「ハムステッド」って町中の森に暮らす男とそれに惹かれるよう

になるダイアン・キートン演じる女性の実話を元にした話と、俳優の動きをそのままデ

ジタルキャラクターにして見せる映画「クリスマスキャロル」。


戻る