9/25の日記          文は田島薫



ハメられた日曜日


先週も休み明けの火曜がココ通の更新で、歌人の歌更新宴会の週でもあったんだけど、

歌人はまた土曜から茨城の友人の農場で稲刈り準備の草刈り作業中との電話があり、

帰宅が深夜になるためそれが翌日に延期、そのため火曜予定からずれ込んでた食料買

い出し日と重なり風呂も夕方ぐらいまで済ます必要が生じバタバタと。

で、木曜は休肝日になり、低いテンションのままインターネットで調べものやら書き

込みなんかやってると、もう午後の4時、図書館で借りた村上春樹の「色彩のない〜」

はまだ3分の1しか読んでない。で、2時間ばかり読書。スピードリーディングと逆の

スローリーディングで翌金曜の午後はさらに4時間余かかってやっとそれを読了。

土曜の夕方から夜は、図書館で借りた高橋順子の詩集を泥縄で読了。なんせ、明日が

返却日、雑用やってるあっと言う間に2週間経ってしまうのだ。

日曜はランチ後、家人が2番目の最寄り駅のコーヒー店へ行きたいんでつきあって、

って言うんで、その前に図書館に寄るってことで家を出た。図書館に着くと、そこで

一旦別れ、家人は1番目の最寄り駅前のDVDレンタルを借りてるから、私が図書館で

本を返してからそこに行き合流、ってことに。図書館で本を返し俵万智と角川春樹の

俳句集を借りた私と、レンタルDVDを2本借りた家人と1番目の最寄り駅から2番目の

最寄り駅へと電車移動。

駅前のパルコ内のコーヒー店で家人が買い物し、私が上の階の本屋で見たいもんがあ

る、って言って立ち読みしてると、家人は別の店見てから戻る、って言い、20分ほど

して戻って来ると、4時の回に間に合うから「ダンケルク」観よう、って騒ぐ。

映画好きの家人、何日か前にテレビでだれかがすごくよくできた映画だ、などと言っ

てたのに乗せられたらしく、ずっとそれを言ってたんで、宣伝にハメられた家人に今

度は私がハメられたようだった。

私の方はわるくない評価の新聞の映画紹介を読んでたんだけど、美談的なテーマに、

まあわるくはないんじゃないかとは思ってはいても、リアルな戦争環境の再現を自ら

疑似体験したい気分にならないんで敬遠してたのだ。

同じビルの上階にあるシネコンでそれのチケットを買った時、あまり席は空いてない

って言われ、2箇所ぐらいの席から選ばされ、それでも中央の席で観られたんだけど、

周囲を見渡すと、3割程度しか観客がいなかったのはどう言うわけだ。

作品はたしかに臨場感たっぷりで、ハイライトの場面も感動的によくできてて家人も

満足そうだったんだけど、私はどうも美談に無心で感動する気分にはなれなかった。


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