2/13のねこさん       文は田島薫

ミケの安心


風は強いもののよく晴れたきのうの午後、家人と3番目の最寄り駅方面に買い物ついでの

散歩して近所のスーパー寄って帰って来たら、神社となり奥の家の奥さんが別の近所の奥

さんと話しながらこっち歩いて来て、軽い会釈ついでに家人がニボシを手渡された。家の

前にミケがいるからそれと遊んで、って合図だった。ミケは奥の家へのアプローチ口の石

段にいて西日を体いっぱいに当てて目をほそめてたんだけど、家人の手元を見ると、2〜

3歩動いてそれを食った。食った後はちょと家人のまわりを歩くまねしてから、すぐ元の

場所にもどり、日なたぼっこの続きをして、帰るわれわれの方をちょっとの間見た。


おばさんと遊んでたんだけど、そろそろ飽きたかな〜、って思ってるところに来ただれか

といっしょにおばさん、あっち歩いて行っちゃったね〜、さて、ゆっくりできそ〜でちょ

ーどい〜ね〜、ん〜ん、暖ったかくてい〜気持だね〜、こ〜、オレンジ色ん中にわたいは

とけ込んで行くよ〜だね〜、そこんとこに、なんかいらないもんが立ちふさがった気がす

んでうす目あけてみっと、おやつが宙に浮いてるのが見えるから、じゃ、ぱくっ、ってや

ってみたところ、あの2人組が立ってたんだね、はいはい、こんにちは、ごきげんよー、

さて、じゃ、ちょっとやることあるわたいはこのへんで元んとこもどるね。じゃね。


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