6/13の日記          文は田島薫



家人フレンズウィーク


先週の家人は以前務めてた出版社でつきあってた友人2人との都内での会食やら、

同じく、フリーになってしばらくして再会し婚活と就活の相談を受けてた友人が

このほど仕事の方が決まりわが家に遊びに来たりが続いた。わが家に来る家人の

友人には、いつもランチに、具沢山スパゲッティか具沢山焼そばか具沢山あった

かそばを私が作るんだけど、美味しい美味しい、って毎回大評判。

そんな合間にも、最近連絡がとれた数十年会ってなかった九州にいるいとこに会

いたいから九州へ行かないか、って提案や、格安スペイン旅行の切り抜きを見せ

たりする家人に、じゃ、とりあえず今年は九州で、ってなだめた(?)。

そんなに金使って、将来の生活費は大丈夫なのか〜、って考えちゃう小物の私に、

旅行は今やっとかないと年とって体が動かなくなったら行けないんだよ、って家

人の言葉に、それもそ〜だな、って思いつつ、若い時、バイクにまたがって北海

道へ地平線見に行って来よ〜、ってぐらい軽くて自由な気分だったのが、今は、

え〜、旅行か〜、食い物に苦労しそうだし、われわれの乗り物はたいていエコノ

ミー症候群仕様だし、団体で人ごみの観光地観てまわんのは大嫌いだし、家で本

読んでる方が楽しくないか〜?、ってマイナス要素ばっかり浮かんで来る。

そんなわけで(?)、海外旅行の代わりに(なんないか)日曜の午後は家人主導

で2番目の最寄り駅へ散歩に出かけた。

歩いてる途中で、目の焦点が少しずれてるような印象の全然知らないおっさんが

われわれとすれ違う時、「さんぽ?」って、いきなり話しかけて来たんで、そう、

ってうなずいたら、駅の方で共産党が騒いでて警官もいっぱい出てるよ〜、って

うれしそ〜に叫んだんで、へ〜、つって、ずっと離れたら向こうの方から、あつ

いね〜、って大声で賛同をもとめられたんで、あついね〜、って大声で応えた。

駅前にいたのは、どうもマイクにぎった「ヘイトスピーチ」のあんちゃんがひと

り、4〜5人の警官につきそわれて熱弁中だった。

駅前のパルコ内で家人がコーヒー豆買うのにつきあってから、路地の庭の花やね

こさん見物しながらの散歩で帰宅。


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