思いつくまま、気の向くまま 文と写真は上一朝(しゃんかずとも)
シャンせんせいのガンリキエッセー。
シャンせんせいには、寒空に凛とした「希望の象徴」のように見えたのかも。
梅
みちざねさんが、「こちふかば にほいをこせよ うめのはな」なんて詠んだせいでは
ないだろうが、どこか梅の花には高貴が感じられる。
高貴というよりしたしみがうすい、と言った方が適切かもしれない。紅梅はべつとして
梅花はあくまでも白く香りはよいのだがどこか近寄りがたいものをもっている。それは
白というものに潔癖さを感じるからだろうか。
遠くからみると白い塊にみえる梅の花も、その一輪をみるとまわりに染まらない、ふり
まわされない強さを感じる。