1/18の日記          文は田島薫



読書とジャズに散歩


先週はお世話になってる渡辺さんと中国向けパンフの作り方の打ち合わせやったりしな

がら、その送られて来た原稿が半分しか来ないので、メールで何度も送り直してもらっ

てたら、結局こちらのリード専用アプリでページが勝手に詰まってしまってたようで、

全部無事来てることがやっとわかった。ほぼ原稿が揃った週末は全体の構成を考えたり

水墨で150こぐらいイメージドローイングをした。

土曜はいつものように、家人と掃除や食料の買い出しをして、その場運動、風呂の後は、

テレビを消し、ユーチューブでジャズをかけながら、食事とジンフィズもどきや梅酒を

お供に家人といっしょ、明日図書館に返さなくちゃならない本を読んだ。ジャズはちょ

うど手元の「セロニアス・モンクのいる風景」に合わせた。

翌日曜は、納豆卵かけご飯と具沢山野菜炒め、黒豆デザートつきのランチの後、ビール

とコーヒーとチーズを持って家人と遠足散歩に出かけることにした。

まず図書館に寄り本を返し、また4册ほど借りたやつを家人のリュックに入れ前回は北

だったから、今回は南へどんどん歩くことにした。

色々な住居や花壇や建物やはやって無さそうな店鋪や公園なんかをながめながら歩いた

ことのない路地を抜け、高速とその出入り道路の間を通した陸橋を渡り、小学校のわき

を抜け、犬の散歩やねこさんもながめながら遠回りして、わが家の最寄り駅から南にひ

とつ目の駅の手前にあるコミュニティセンターのさっぷーけーな公園に着くまで小1時

間、そこのベンチで、遊ぶひと家族やわきの道沿いにある休業中の店鋪や道をぎこちな

く走る軽乗用車なんかをながめながら寒空の下ビールやコーヒーを飲んだ。

駅を確認した後、私の誕生地のあたりを歩いてみることにしたんだけど、もう何十年も

前に都市開発されて跡形もなくなってることがわかってたんで、幼い頃の記憶に残る痕

跡はないか、って期待もしないでなんとなく歩いてると、古い水路のようなもんがある

小道の並んだコンクリの杭がそんな記憶になんだか同調してくるんだけど、その水路が

整備された年号を見ると、私が小学校就学前に引越した後のもんだったから、改修した

ものか、またはもともと全く別のもんなのかもしれなかった。

駅でしっこしてから電車でひと駅乗車。家人の好きな「笑点」には充分間に合った。


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