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2015年9月28日(月) 連載・ おいしい季節(8)


お稲荷さんを、無性に食べたくなる時がたまにある。お酢の入った食品の全く駄目な田島氏

に対する嫌がらせではないが、今回は『お稲荷さん』の話だ。

小学校の運動会と遠足のお昼は、たいがい母が作ってくれたのり巻きとお稲荷さんだった。

周りの生徒もだいたい同じで、そういう時の昼食はそういうものだと思っていた。

高学年になってそばにいる友人のと交換して食べてみて驚いた、のり巻きもお稲荷さんも外

見は似ているが味が少し違う。『ウチのが美味しいや』と思ったが、相手には黙っていた。

学年が上がり中学、高校となると運動会や遠足の昼食はいつの間にか普通の弁当になった。

社会人になり、昼食も栄養のバランスとかカロリーとか塩分とかを気にして『稲荷、のり巻

きセット』からはすっかり遠ざかった。

リタイヤしてからは栄養のバランスとかは無視し、食べたい時に『稲荷、のり巻きセット』

を再び食べるようになった。特にお稲荷さんを食べると何故か気持ちが落ち着く。若い頃は

のり巻きの方が好きだったが、高齢になってからは断然お稲荷さんだ。

いつもはスーパーかコンビニで、ワンパック3個入りの稲荷を購入している。スーパーの方

が若干安いのだが、コンビニは稲荷だけを気軽に買えるので良い。

ローソン、ファミマ、セブンの三大コンビニの『3個入り稲荷』を比べてみる。価格はどこ

も税込み200円で横並び。(談合か?)

味はセブンの油揚げの甘辛さが一番濃く、自分の好みに合っている。油揚げの袋に酢飯を入

れて閉じるのだが、セブンのが一番丁寧。パッケージのできもセブンが一歩リードしている。

しかし、隅っこに入っている甘酢生姜はセブンが一番貧弱だった。

その味が、自分に合っているセブンの3個入り稲荷をいつも利用している。セブンは他のPB

食品でも、味の点で他を一歩リードしている様に感じる。ファミマ、ローソン頑張れ。


(写真)少し濃いめの味が自分に合っているセブンの3個入り稲荷


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