7/6の日記          文は田島薫



長野で法事と作業 2


5月の連休の時につづいて先週も長野へ家人の両親の法事とアパートの片付けに出かけた。

3回忌と新盆の法事を今回は家人の兄夫妻とわれわれだけでやるということで、われわれは、

法事の3日前の午後に着き、食料の買い出しした後アパートへ行き、1日目も2日目も市の

リサイクルに出す予定の食器棚や押し入れの棚の中身を全部出して分類した。

2日目の早朝、女子ワールドカップの準決勝見終わった頃、声をかけておいた家人の母親の

親しかった裁縫の弟子とお世話になった看護士の資格のあるらしい近所の年輩の婦人に漆器

や磁器、花瓶や布や道具を見てもらい、これは?これもいかが?と沢山押しつけて車で持っ

てってもらったんだけど、その前に、分類しておいた不燃ゴミの袋のいくつかをいつでも置

けるという場所に持って行ってくれ、われわれが帰る日の朝にまた来て同じことする、と。

3日めには床下で腐った多量の漬け物びんなどの中身を生ゴミに分別したりしてから、家人

と善光寺へ行きお守り類を置いて来たり、参道で香を買ったり、ちょっとビールやコーヒー

を飲んだりしてからアパートへ戻り、間もなく来る兄夫婦の分もいっしょにわが家の晩飯メ

ニューを作り合流した夫妻と食った。ビールとショーチューも適量飲んだ。

翌日は兄貴の車で小1時間の山寺へ行き、読経。その後、山奥の墓へ行き、そばで墓守りを

している88才になる家人の父親の妹と一緒に墓へ行き、花を飾って拝んだ。山寺近くへ戻り

家人の父親のもうひとりの上の妹、少し認知症が進んでて、介護の息子と2人暮し中の家へ

ちょっと寄り、兄貴がなにか渡してからすぐお暇、さて、昼飯はどっかいつもと違う店の蕎

麦でも食おう、ってことで、山を上って行き、道を聞き聞き、山を越え、あたりじゃ有名な

蕎麦どころの店で遅い昼飯のざるそばを食った。

アパートへ戻ると、疲れてる全員で昼寝。午後6時ごろに起きるとタクシーを呼び、商店街

の前回も利用した兄貴贔屓の小さい高級居酒屋、今回は予約してなかったんでだめならどっ

か他の店でも、って言ってた通り、だめで、近くの広い路地を曲ったところに最近できたら

しい黒いなかなかいい感じの店の前に若い店員がふたり立っていて、メニュー看板をちょっ

と見ると、私の好きな適性価格(?)のイカ焼きが目に飛び込んで来たんで、よさそうだな、

って、兄貴がスルーして通り過ぎようとした時、私が未練気に振返ったりしたせいか、ここ

でいっか、ってことになった。

若い客をターゲットにした黒っぽい和風のインテリアがなかなかのセンスに見えたし、酒や

料理の量や料金も気に入った。そこで刺身盛り合わせ、まぐろのかま、枝豆、豆腐、イカの

丸焼き、そぼろ卵焼き、かき焼き、その他を頼み、私は兄貴と同じにビールの他酒を3合づ

つ飲んで、いつものように兄貴が支払い、ごちそうさま。

9時ごろ戻ると、兄貴がもう1杯づつだけ飲みましょうか、って言うんで、そうしましょうそ

うしましょう、って言って半分ほど残ってた一升瓶をふたりで飲み干した。

翌日の朝、またゴミ運搬してくれるというご婦人2人が来てそれを手伝ってから、残る兄貴

夫妻と別れ、われわれは帰路へ。


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