6/1のねこさん       文は田島薫



なかよく昼寝 2


先週と同じでまだ5月だって言うのに夏みたいに暑い土曜の午後、今回は私1人自

転車で食料の買い出しに行く途中のねこよこちょう入口角の家。先週はそこの飼い

ねこの黄とらと別の黒とらが仲良く寝てたんだけど、きょうは、黒とらだけが縁台

の下のまん中に寝てる。あれ?、黄とらはいないのか、って見てる間もなく、向こ

うのテラスの階段を当人が下りて来て、黒とらを見て、しばらく立ち止ってから、

前回寝てた一番奥の同じ場所に寝転んだ。続いてテラスの上にはそこの奥さんが出

て来ててねこさんたちながめてる私に気がついてこっちへやって来た。奥さんとは

もう顔なじみなんで、黒とらがだれなのか聞いてみたら、2軒隣のなんとかさんち

の飼いねこで、最近よく来るようになったんだそうだった。


さ〜さ〜、表出て、ためじろーを待つかな、さて、きょうもあっちーから、やっぱ、

すずすい〜とこで待つかな、あり?またあいつがいるぞ、よく来るんだけど、だれ

なんだこんにゃろーは、ためじろーのために空けといてやってるまん中で寝てやが

る、こらっ、そこはためじろーのための場所じゃないか、どけっ、つってやっても

い〜んだけど、暑いのにもめごとんなんのもめんどーだね、ま、いっか、ゆるす。

ためじろーが来たら、そこ代わってやんなさい、って言えばい〜ね、とかなんとか、

言ってるうちに、うとうとうと。


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