思いつくまま、気の向くまま 文は上一朝(しゃんかずとも)
シャンせんせいのガンリキエッセー。
センセー、やはりきっぱりと、安倍政権を見切ってます。
また、鎖国すっか
朝起きてきたら「やっぱりだめだった」老妻の一言ですべてがわかった。
2月1日の朝刊のなんとむなしいことか。そこには希望的観測がおどっていた。
この事件で国は国民になにをしてくれたか。
おとどは「引き続き緊張感をもって対応するように」。子分は「しっかりと情報収集、分
析を行い、後藤さん解放に全力を尽くしている」。と言うばかり。
こわれた蓄音機のように、(あっ、このたとえは通じないか)テレビのコマーシャルのよ
うに同じ言葉をなんどくりかえしたことか。
言葉はどうでもいい。他国まかせでなく、自主的におこなった行動をぜひ知りたい。
身代金支払いについてはアメリカから釘をさされるとしゅんとする。情報収集はヨルダン
頼み。そのヨルダンは自国民を救うことで手一杯。そのなかで他になにをやったのか。中
東政策に力を入れると言っていたのだからぜひその成果を知りたい。まさか、眠い目をこ
すりながら「どうしよう、どうしよう」と右往左往したいたわけではあるまい。
今回の事件をみると、日本にはいかに外交力がないかがよくわかる。外交力には外交的セ
ンスもはいる。直接の関係はないとおもうが、すでに人質をとられているのを知りながら
安部首相がイスラエルの国旗を背に
難民支援を表明した。イスラエルは彼らの敵国である。
いかに難民支援だといっても理解は得られまい。また、日本は難民支援というと平和事業
と思っているが戦争状態においては敵国に逃れた難民は敵である。このような事情に思い
をはせずにあのような発言をしたとしたら安倍首相の外交的センスをうたがう。
このように外交力を欠く政府のもとで平気でいられる国民は、諸外国とつきあうことなん
か考えずに、アメリカ向け出島を作って鎖国をしたほうがよほど安心していられる。