1/5の日記          文は田島薫



静かな年末年始


大晦日に家人と都内にある私の妹の安居酒屋へ行き妹の娘とも合流、みんなで妹のアパ

ートに泊まり、翌日妹が友人に借りた車を運転してさいたまのわが家へ行き正月の宴会

やろうか、ってような話が、夏にみんなで会い私が酔ってた時、なんとなくあったらし

かったんで、数日前に確認すると、娘の方が彼氏と旅行に出かけちゃうらしく、大晦日

はやめにして、30日の妹が早く店じまいする日にわれわれは出かけることになった。

妹が新規開店した店も、行こう行こう、って言って行かない間に1年経ってしまってい

て初めて行くんだけど、ネットで地図を確認しといたんでストレートに到着。

古い店を少しリフォームしただけのひなびた小さな店で、自然木のカウンターの中に妹

と手伝いの女性といて、これまた自然木のテーブルに早い時間なのに客が3組ばかりい

て、端の2つ並んだテーブルのカウンター寄りにひとりで座ってる穏やかな表情の60〜

70才ぐらいのおやじさんのとなりの壁よりのテーブルに私と家人を妹が案内した。

妹が紹介してくれたもんで、われわれは彼とすぐにぽつぽつ親し気な話ができた。

ゆどうーふといわしの天ぷら、こんにゃく田楽などを頼み、ビールを飲んでから、おや

じさんの飲んでるのと同じ八海山を飲み、別の酒も2杯ほど飲んだ。その間に別の客か

ら発泡ワインのグラスをわれわれも1杯ずつおごられ、私の方は妹に土産に渡し終わっ

たところの家人の兄夫人から送ってもらったでかい山芋を、まだ自分のもののように、

みなさんにスライスしてお出しして、って言った。妹からはわれわれに牡蠣飯も出た。

新たに入店した常連のビルオーナーとか言ってたがっしり体型の男もひとりでとなりの

テーブルに座り、また妹の紹介で親し気な雰囲気で話せた。

11時の閉店ごろにはわれわれも客たちに、ありがとうございます、などとごあいさつ。

妹のアパートで缶チューハイを1つづつ飲み歯をみがいたりしてから就寝。

翌朝遅く妹の運転する友人の車でさいたま市へ送ってもらい、妹は昼飯も食わずにUタ

ーンで帰って行った。

大晦日は録画ビデオ見たり、各チャンネルをいろいろ回しながら鍋で軽く一杯。

翌年明け元旦は、用意しておいたわが家伝来の屠蘇セットでふたりのごあいさつ。

具沢山ぞうにをどんぶりで食ってから、ここんとこ恒例の元旦映画鑑賞に、家人と出か

け、子供連れに混じって満員の一番前のはじっこから2番目の席で立体アニメ「ベイマ

ックス」を持ち込み禁止の豆類といっしょに同じく家人はコーヒー、私は缶ビールを、

目立たないように上品に飲みながら観た。


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