5/5の日記          文は田島薫



ゴールデンウィークは長野で宴会


ゴールデンウィーク前半は長野で友人たちと落ち合い、そばやで一杯、って企画を中

心に気持ちの準備してたところ(そんな大げさなこたないか)、明日出発、落ち合う

約束の日をその翌日に控えた月曜に、ごりりん夫妻からキャンセルの電話があった。

家のリフォ−ム中で家を空けられなくなったそうだった。ドタキャンはいかんっ、っ

て一言文句をメールにもしといたんだけど、もともと、ととなま夫妻が長野の方へ旅

行するついでにわれわれも長野行くタイミングだったために、そんなら、ヒマそうな

ごりりん夫妻も呼ぶか、って流れだったんで、思わず話に乗ったごりりん、よく考え

てみたら、それほどヒマじゃなかった、ってことなんだろう。

火曜の午後長野に着いた私と家人は、その夜の7時ごろわれわれの宿泊場所である、

家人の両親のいたアパートへ来て泊まる予定のととなま夫妻の分もいっしょに、駅近

くのスーパーで石狩鍋の材料を買いこんで早めに帰り、風呂をわかし入った。

鍋の仕込みもほぼ終り、家人が風味が変に感じるしょうゆの買い替えに、歩いて5〜

6分の最寄り駅そばのコンビニに出かけた間に、予定より1時間近く早くととなまか

ら電話があり、どうも駅に着いてから道を裏に大回りしたようで焦ってる模様。

夫妻も順次ひと風呂浴びてから、乾杯。当初予定だと翌日がそばや飲み会で、当夜の

酒宴は少々にするつもりだったんだけど、その必要がなくなったんで、ビールととと

なま持参の酒を飲みたいだけ飲んだ。とはいっても、昔にくらべととなまも私も自然

に酒量は減り、すぐに酔って、ばか話で大笑いしたり、うとうとしたり。

翌朝は早起きのととなま夫妻に卵納豆と味噌汁食わせ、われわれはいつも通り、ヨー

グルトとバナナで朝食。11時半ごろみんなで出るころはけっこう雨降り、電車で善光

寺下まで行き、歩いて善光寺の門前をぬけ、酒宴予定地にしてた近くの老舗そばやに

入った。初めて入った店内は、けっこう風情があり思ってたよりも広かった。

天ざるや更級そばを注文。メニューがそばと天ぷらぐらいしかないんで、もし、予定

通りみんなでここで酒宴したとしたら、って想像してみたら、外は雨だし、あまりお

もしろくなかったかもな〜?って、少し昨日の酒が残る体で考えてみて、ごりりん夫

妻のキャンセルも正解だったかもしれない、ってなんだか納得。

雨も上がった善光寺から続くなだらかな坂の途中で、家人はお香やに入りたいけど、

これから京都へ向かう、ってととなま夫妻を、家人は駅まで送ってからまた戻って来

るつもりのようだったんだけど、それもなんだ、ってことでそこで別れた。

その後、絨毯やでイランの遊牧民の織った絨毯の展示観て、なんだかパウル・クレ−

の雰囲気そっくりな素朴な美しさに感心。店主が熱心に宣伝してくれたんだけど、1

枚100万円ほどするそれをわれわれが買うイメージが私はわかなかった。ところが家

人はそれもあっていいんじゃないか、って思ったらしいからびっくり。

翌日はブランチ後、3つとなりの駅のホームにいる家人の父親を慰問。1時間半ほど楽

しく交流してから駅に戻り、そこから2〜30分ほどの小布施へ行き、いろんな店を観

て回り、和紙とアップルパイと酒を買い、栗アイスを買って、店前の樹木のあるオー

プンチェアで家人はそれを食い、私は酒をちょい飲みしてから帰った。


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