1/20の日記          文は田島薫



電車で出かけ救急車にも乗った


日曜日はまた近くのどっか出かけっかシリーズで、先週は東だったんで、今回は北の方

へ最寄り駅から5つ目の大宮まで、とりあえず1つ目の浦和まで歩いて電車乗った。

やっぱり、3時過ぎに出たもんで、大宮の東口の商店街を抜けて氷川神社の長い参道へ

着いたのは4時過ぎてたしそろそろ日暮だっていうのに、遅い初詣で客がけっこう行き

来してて、屋台の出店も10ぐらい出てた。

われわれは初詣でじゃないんで、拝殿の前の人ごみをながめながら素通りし、公園の方

へ抜けて木々の向こうの夕日をながめながら歩き、周囲1.1キロの池もカモをながめな

がらひと回りしてから、参道にもどり、今川焼きを1コ買って半分づつ食いながら駅へ

戻った。歩き疲れたからどっかで休みたい、って家人が言うもんで、そろそろ6時んな

るし、飯食っちゃうか、居酒屋入っちゃうか、って聞いてみると、いずれでも可、って

言うんで、どーすっかな、ってそこらを見回したんだけど、あんまり食いたいもんも思

いつかない、で、なんとなく、カキフライのうまそうなのあったら食うか、って私の提

案に家人も大賛成。まず、とりあえず、西口に東急ハンズがあるようだから行ってみよ

う、で、とりあえず、ひと休みしてコーヒー飲みたい、って家人につきあってそのビル

1階の通路わきの喫茶店でふたりしてミルクと砂糖入れたやつをぐい〜、っと飲んでほ

んの10分足らずで出る。上階のハンズでボールペン買ったり、陶器の補修材物色したり

してからビルを出て別のビルのレストラン、なんだかカキフライがありそうで、ガラス

に広島の牡蠣、などと大きく表示されてるんで、おーここだ、って入り、入口のベンチ

で順番待ちしてる時、そばにあったメニュー見るとなんだかいろいろ調理盛り付けされ

たカキの写真。案内に出てきたウエイトレスに、ただのカキフライはないですか?、っ

て聞くと、ない(無料の、ってとったんじゃないよな)、って言うもんで出る。別の店

でパソコンをちょっとながめた後、他のレストラン探そう、って路地をひと回りすると、

店自慢のカキフライってでかく入口にはり紙したレストランがあったんだけど、日曜は

定休日とも書いてあった。ないか、ってあきらめかけてたら、浦和のレッズサポータが

集まる店の支店の看板。カキフライあるはず、って入ると、あった。

寒かったんで、熱燗2合とカキフライ2人前(といっても小さいの6コだった)、やっこ、

ゲソフライなど頼み、家人もおちょこに1杯ついだ後、以前池袋の店で飲んでうまかっ

た梅酒のロックが飲みたい、って注文。肉ニラいためなんかも追加して、ちびちび飲ん

でると、ふだんほとんど飲まない家人、少し酔ってきてるかな、とは感じたんだけど、

梅酒を小さなコップに1杯のまだ3分の1は残ってる。とっくり開けちゃった私に、もう

いいの?って聞くから、サワーを1杯追加してそれも開けたら、家人の方のコップはま

だ4分の1ほど残ってる。もう、いらない?って聞くと、うん、って言うんで、こっちの

グラスに入れて飲んだりしてると、なんか、ざわ、ってしたんでよこを見ると家人がい

きなり椅子からずり落ちて床にひっくり返った後だった。おい、どした、ってかがみこ

むとぼやっと目を開けて少し放心状態だったのが、まもなく、大丈夫、って言うんだけ

ど、びっくりした店員は救急車を呼んだ。で、胃に入れたものをきれいに吐いた家人は

少し元気になり手を借りながら自分で立ち上がった。頭を点検すると小さなコブができ

てる。特にそれ以上の症状はないんで大丈夫とは思ったんだけど、念のため救急車で近

くの病院連れてってもらい、CTスキャンし、無事を確認してから電車乗って帰宅。


ご感想は題を「昨日の日記感想」と書いてこちらへ(次号に掲載)。


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