クボユーシロのページ
2013年4月22日(月) 連載・絵手紙にチャレンジ(32)
雉を見た。近くの綾瀬川の河岸で一羽のオスの雉が何かをついばんでいた。河岸でこの鳥
を見たのは初めてだが、どこから来たのかは推測がつく。ここから500メートルぐらい上
流に広大な調整池があり、そこの周辺には2つの雉ファミリーが以前から生息していると
聞いている。ところが昨年調整池周辺の草地と池内の水のない場所の草地をブルドーザー
ですべて潰してしまった。
身を隠す場のなくなった雉たちが、その後がどうしたか心配していた。もう絶滅したかと
思っていたが、こんな所で会えて少しホッとしている。しかし川岸の周辺は、人や犬が頻
繁に歩いているけど大丈夫か。かつてこの周辺にはたくさんの雉がいたのだろうに、この
ファミリーが最後になってしまうのか。
昨日今日寒かったが、先週の暖かい日は早朝に散歩した。今、近くの綾瀬川の土手は菜の
花満開である。菜の花の壁に挟まれて歩いていると、あの世に向かって歩いているような
気分になる。危ない。