思いつくまま、気の向くまま
  文と写真は上一朝(しゃんかずとも)


シャンせんせいのガンリキエッセー。
凄腕写真家シャンせんせい、ありがたいつららをショット。



氷柱




14日首都圏に降った大雪は冷え込みがつづいたので踏み固めた雪が凍ってみなさん難儀

をしている。


「こちら(首都圏)のひとは雪かきをしないんですね。やわらかいうちに雪かきをすれば

楽なのに、みなさん凍ってからやっている」。

雪国出身のKさんは、あきれ半分軽蔑半分という顔をしてわらっていた。

Kさんは雪がふると自分の車のまわりと駐車場へつうじる道をさっさと雪かきをしてしま

う。最近は他の住人もみならって雪かきをするのでわが家のマンションは近所の優等生で

ある。


この冷え込みもわるいことばかりではない。

屋根から落ちる雪解け水があちこちに氷のアートをつくってくれる。

雨どい代わりにぶらさげた鎖についたつららの美しさをみてカメラを取りにもどった。


ちょっとみると観音様のよこ顔にみえるでしょう。

えっ、みえない?

みえないひとはきっと信心がないのです。


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