クボユーシロのページ

2012年4月9日(月)  連載・春はまだか(11)

近くを散歩したら、少し汗ばんだ。『春はまだか』も今回で11回目だが、本日東川口に

ようやく本当の春が来た。桜の花もおとといあたりには満開であったが、肌寒かったせ

いか散る気配が少しもなかった。しかし、今ようやくチラチラしている。

今日から近所の小学校も新学期らしい。今日からといっても今日は校長先生の新学期の

挨拶くらいで終了したのだろう、お昼ごろには校庭で生徒が遊んでいた。

校舎と校庭と桜の風景は日本人の多くが持っている原風景、一瞬のうちに何十年も前に

タイムスリップする。




公園の桜の木の下に、桜の花の下の部分が食いちぎられた花弁だけが無数に落ちている。

犯人はヒヨドリ、彼らは甘党で桜の甘い部分だけを食べる。そしてその部分を食べなが

ら桜前線と共に北上するらしい。

家の傍の伝右川はドブ川である。しかし、伝右川の両岸の10kmを超える桜並木は毎年

多くの人の心を癒してきた、本当に美しい。


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