9/12の日記          文は田島薫

地元への経済貢献

先週の日曜の晩救急車で運ばれて死ぬとこだった親父も、翌々日には強制吸入酸素

マスクも取れ、鼻にさした簡易吸入器に代わり、さらに翌日にはそれもとれ、集中

治療室から明日にでも一般病室に移れる、って回復をみた。

かなりよくなったようだよ、って親父に言ったら、もともと悪くなんかなかったん

だ、って言って、当日の命の危機についての認識が全くないようだった。今後、口

と足のリハビリもやってもらうことになったんだけど、やはり老衰性認知症の方は

あいかわらず健在(?)のようだ。


連日の午前中、病院の無料循環バスで私だけや家人やおふくろと一緒やで通い、余

り時間はロビーのソファーで新聞や本を読んで過ごす。

ひとりで行って来たそんな先週の水曜の午後、卵やビールがなくなるので、近所の

コンビニにおふくろのママチャリで出かけた。

出る時、ポイントカードとカラ揚げくれるんだってって引き換えレシート、をおふ

くろから受け取り、きょうは卵安いから3パックぐらい買ってきて、って。

店行くと卵105円お1人様2パックまで、って、目の悪いおふくろ、これを毎回

無視してるようだ、私はさすがに2パックだけかごに入れ、バナナやビールといっ

しょに、レジに出しながら、カラ揚げレシートを出して、カラ揚げもらえる、って

ことで、って言ったらら、あ、はい、って「カレー揚げせんべ」の袋をくれた。

かごいっぱいにお買得品積んで農道を走ってると、後ろの車輪がゴトゴト、って妙

な振動、見るとタイヤがはずれてる、どうも出かける前にタイヤに空気を入れ過ぎ

たようだ。下りて転がしてるとすぐに、パーン、っとでかい音。

帰って、パンクして多分チューブ交換、って言い、カレー揚げ渡し、卵も、ふたつ

だけど安かった旨おふくろに報告、よかったね〜、って、そ〜か?

近所の自転車屋を聞き、私が持って行こうとすると、おふくろが、自分が行く、っ

て言う、この自転車屋もおふくろの友だちで、口実をつけて会いに行きたいようだ

った。途中まで見送り、裏道を自転車転がして行くおふくろの後ろ姿。

けっきょく商売がヒマの留守で、店の裏に置いて来た、って。翌日夕方電話があり、

やっぱりチューブがさけてた、って、今度は私が取りに行った。




戻る