6/20の日記          文は田島薫

買出しサイクリング

両親たちは毎週生協に食料を注文し持って来てもらってるんで、それで頼んでもいいんだ

けど、魚などの量やメニューに少し不満な私は数日ごとに4キロ余り距離のあるスーパー

まで自転車で買出しに出かけている。

両親の家は下妻駅へも筑波山へも6キロ、ってちょうど双方の中間地点にあって、ほぼ両

方向の4キロぐらいのとこに大きなスーパーがあって使い分けてんだけど、今回はほぼ筑

波山方向(途中で曲がっちゃうんで筑波山にはあんまり近づかない)へ続けて行ってる。

きのうの日曜の軽い朝食後10時半に、ママチャリの荷台に一回目にスーパーからもらっ

たデルモンテバナナのでかくて頑丈なダンボールの空箱をくくりつけ出発(両親の家の昼

食の定時午後1時前までに戻る余裕のスケジュール)。

家の前のアスファルト県道をのんびり走って行く、たま〜に車が追いこしたりすれ違って

行くけど、自転車乗ってる人はめったに見かけない。って思ってると、横道から私と同世

代と思われるおっさんが自転車で出てきて私の前を行く。サングラスかけてちょっと薄汚

れた開襟シャツでどっか風来坊って雰囲気、昔なら小林旭って感じか(なわけね〜だろ)、

こっちもサングラスだし、風来坊に見えるかな、って思ったけど、ママチャリに段ボール

箱積んでるからだめだろう(どっちもだめだろ)。そのうち、その風来坊、にゃんにゃん

にゃん、などと言ってるんだけど、その先見るとねこさんが道路横断中。ねこさん反対側

の建物の狭いわき入って歩いて行く後ろ姿。

ねこ好き風来坊が筑波山の方へ真直ぐ行くのを横目に私は左折。

ぎりぎり2車線の幅のアスファルトが農家の間をいい感じにうねって続く、しばらくする

と、両側は広々と水田の緑、遠方には森の緑も。そよ風の中ペダルをこぐ気持ちのよさ。

やがてまた民家の間のゆるやかな坂を上り、うねって行ってから下り、うねって行ってま

た上り今度は森のわきをしばらく行く。

交通量の少し多い県道に出てしばらく行き右折するとまたゆるやかな長い下り坂。そのは

るか先にそのスーパーはある。

その日はそのあたりに集中してる銀行とドラッグストアと100均行ってからスーパーへ、

デルモンテの箱はとりあえず、店内の段ボール箱置き場の同じデルモンテの箱の上に戻し、

買い物済まして、また箱を取ろうとしたら、だれかさんたちがデルモンテのは持ってっち

ゃっててひとつもない。代わりに少し底が薄くてゆがんだ大根の箱だけがいっぱいある。

それを2段重ね、帰りはダサくなって残念(往きもダサかっただろが)。




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