●連載
がたやま娘のひとりごと      文はこんのたえこ


地方文化都市山形で、世界の様々なことを感じ考えている
賢くうら若い(?)娘の話を聞こう、疲れたおじさんおばさんたちよ!

たえちゃん、久々に気分のリフレッシュしたようなんだす。



珍しく出掛けてきた(1)

ここ最近、インドア派であまり飲みにも行かず、休日も外出しない生活が続いていた。

そして今回の大地震で、精神的にものすごいショックを受けた。原発の問題もあり、食

べ物選びにもピリピリしている毎日の生活で、さらにインドア派な生活が続いた。


で、こんなストレスフルな私の状況を見ていた、面倒見の良い職場のお姉さんが「気分

転換のために、少しは出掛けてみたら?」と言ってくれた。素直な私は「あぁ。そうか

もしれないなぁ。」と思って、素直に出掛けてみることにした。


銀山温泉に行くことだけを決めていたけど、行く途中にいろいろ観光してみることにし

た。考えてみると、行ったことのない場所ってけっこうある。

そのうちのひとつ、「湯殿山神社」に行くことにした。ドライブしていて、道路標識が

あり「そいえば、ハルミちゃんが、すっごく良い場所って言ってたよね。」と話をして

いて「んじゃ、行ってみっか。」ということになった。まだ雪が残っている道に感動し、

有料道路400円をお支払して、なんなく到着したのだが、でっかくて素晴らしい鳥居が

でーんと建っているだけだった。あまりに素晴らしく美しい鳥居だったので、写真を撮

ったのは良いけれど、「どごでお参りするんだべ?」となった。

お土産屋さんの建物の端っこに、バスの切符を売っているところがあった。どうやらバ

スに乗って上まで行けるらしい。「せっかく来たし、時間もあるから行ってみるか。」

となった。バスで車一台ギリギリ通れる橋を渡ったりして、上の方へ着いた。それから

石段を上って、少し歩いたところが本宮だった。


お友達のハルミちゃんが、湯殿山神社についてかなり熱弁をふるっていたのだが、この

たびそれがよく理解できた。素晴らしい場所だ。写真撮影はできない。

裸足になって、お祓いをしてもらい、それから石の上を歩いて巡る。

お線香やら、紙の人形(ひとがた)などを求め、お参りし、先祖供養の形をとった。とて

も不思議な気持ちがしたし、ありがたいなぁ、とも思った。

とにかく、足腰が丈夫なうちに行くことをお勧めする。私にとっては、本当に行って良

かったと思う場所だった。

湯殿山神社HP:http://www.dewasanzan.jp/keidai/yudonosan.html


それから調子に乗って、月山に行こうとしたのだけれど、道も分からない上に、行った

上に間違えたので、行くのを諦めた。


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