●連載
愛しきひとよ 句は尾形充洸
恋に悩む、怒れる映画プロデューサー、尾形充洸さんが万葉調不定形句を
連載してくれてます。
歌人は自然の営為のスケールと人工のせいいっぱいの背伸びのスケールとを
どうしても比べてしまうようです。
見上げれば妖し叡智の落し児と
所詮はひとわざスカイツリーも
凄まじき雲まん中をひかり出ず
今日を限りと空染めゆくや
みあげればあやしえいちのおとしごと しょせんはひとわざすかいつりーも
すさまじきくもまんなかをひかりいず きょうをかぎりとそらそめゆくや