サニーイズム             文はさぬがゆたか


ソノ世界的イラストレータ・サニーはココアメンバーですが、
ふだんのアート作業を栃木でやっていて、そこからの田舎だより。
世の中のことみんな好奇心保持のサニーはもちろん自動車も、です。



「 東京モーターショー 」

12月3日より恒例の国内最大の自動車ショーが始まった。うんと

昔は晴海ふ頭で開催され、まさしく“東京モーターショー”だったのに

景気もよくなり場所が狭いとかなんとかで千葉は幕張のほうになった

はいいが、これまた遠いので億劫になっちまった。

それでも数年前に行った頃はまだ、アメリカも大不景気風も吹かず

フォードのマスタングもかっこよく並んでいたり、ミニもクーパー

モデルが登場したりしていた。


んで、そのうち景気もわるくなり規模も縮小ってことなのか、今回は

有明東京ビッグサイトに移ってきたのが幸いし、興味も増してきた。


そんなわけでいつものように本箱をあさってみたら、出てきた出てきた

昔のモーターショーのガイドブックの山が。

イガグリ頭になるべくきれいなズボンを履いた我ら中学生は、首から

カメラをぶら下げ、東武電車に乗ったのでありました。

銀座、築地、晴海と激混みのバスに圧倒されながらも、あんなに興奮

していたのは、新しい車を観れるってことと、その横のコンパニオン

が目的だったんじゃないだろか?

我が町の仲間で評判になる美人ってのは、だいたいが化粧品屋のお姉さん

で、いい匂いがしていた。それからすれば、この東京モーターショーは

最高のいい匂いのする美女を目の前にするショーでもあったわけで・・・


36枚撮りのフィルムにたくさんの車とコンパニオンを詰め、ワイワイと

東武電車で中学生は帰ったのであった。

くらべ今の会場にも、たくさんのお兄ちゃん達が大きなデジカメや携帯や

ビデオカメラで枚数を気にすることなくワシャワシャと撮りまくっている

けどやはりコンパニオンもなんだろね。

車は変わっても、変わらないのが色気。



Vol16 自動車工業振興会 領価 150円也でありました




スバル360なんともキュートなデザイン。商業トラックだって一面掲載だ。





マツダニューコスモ、まるで宇宙船のようでかっこよかったけどタイヤが細い。


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