12/26の日記          文は田島薫

寒い日曜日

茨城のおふくろの家へ来てて、年末の掃除なんかもやってやろうと、少しづついろんな

とこをやっつけてるんだけど、日曜は、ガラスみがきをやってそれを日記のネタにでも

しようと考えてたら、すんごく寒くて、庭の小さな池には氷も張っちゃってるは、家人

は、やめて、などと言うのでやめることにした。


午前中はテレビの青木繁特集の前にも見たやつをまた見たり、新聞読んだりして過ごし

てると、いきなり玄関に見知らぬ初老のおっさんが顔を出し、香典とみかん箱持って、

親父に線香を、って上がって来た。おふくろも顔を憶えてなかったようなんだけど、も

う何十年も前に、親父が狭い敷地内に、雑貨屋やら食堂やら学習塾やらを次々開業しち

ゃ止めた時の今は廃屋になってる建物などを建てた元大工で、お世話になったんで、訃

報を知って訪ねて来たそうだった。今は、息子夫婦にまかせてるけど7箇所ぐらいで事

業してる実業家で、そういった自己宣伝のような紹介を小1時間して帰って行った。け

っきょく、筑波山のふもとに料理屋も近年開業したらしく、一周忌にそこを使ってくれ

とのことだったから、そっちの方が主目的のようにも見えるんだけど、恩義も忘れず、

息子のためにも自ら営業努力をし、コネづくりの才覚も持ったなかなかやり手な人物の

ようだった。


昼食後の午後は、さてどうしようか、って考えてたら、建築会社を経営してた東京の友

人から電話があり、頼まれ私が名古屋の業者へ送った写真データが開けない、ってこと

なんで調べてほしいとのことだったんで、食後、データを集めたり、ファイル転送業者

にアクセスしたり、簡単な作業のはずなのに、遅い通信環境の中で結局終わるまでに2

時間半以上かかり、午後の時間のほとんどをつぶすことができた(やれやれ)。


さて、暗くなるまでの1時間ぐらいをもっと有効に過ごそうか、って思ってるうちに暗

くなり、さいたまと同んなじに、その場運動してビール飲んで、おふくろにつきあって、

こたつで女子フィギアスケート決勝のテレビを、ぼーっとながめたりしてたら、日曜日

はしらないうちにフェイドアウトのようだった。


※更新時読んだのとなんか違うと思われた方は正解。時間の記憶違いがあり、後で少し修正しました。




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