12/19の日記 文は田島薫
四十九日とその後
先週の木曜にまた、いとこの車で茨城に送ってもらい、土曜は親父のはしょった四十九
日法要を近くの寺でやった。寺へは歩いても30〜40分で着きそうな距離なんで、車
のないわれわれは歩いたり自転車でもよさそうなんだけど、私はいいとしても、日帰り
で東京から来る妹やその娘はやだろうし、家人やおふくろもそんなに歩いて法要途中で
具合が悪くなっても困るので、タクシー2台呼んで分乗して向った。
私は寺に葬儀の打ち合わせなどで2度ほど来てるんだけど、古くて立て付けのわるい戸
が波打つように並んで隙間風が入って来るような、私にはなかなか好感を持てる味わい
深い寺なのだった。打ち合せに来た時も坊さんは改修する費用をこぼしてたんだけど、
改修なんかしないままの方がいいんじゃね〜のかな〜。
石油ストーブのついたそこの寒い広い本堂にわれわれ家族5人だけ座って、坊さんのお
経を聞き、焼香をした。その後またタクシーを3台呼び、今度はおふくろの家のすぐそ
ばの墓まで移動また同じことをさっさとやって終了。
翌日はまだ部屋に祭壇があるのをどうすんのか、おふくろが近所にいる親戚に聞いてみ
たら、前からの約束だったらしいんだけど、野菜の差し入れを持って奥さんが来てくれ、
葬儀社が回収する飾りの台座以外は自分で折り畳んで片付けるんだ、って教えてくれた
んで、奥さんが帰った後でそうした。片付けた後は部屋が広々、それまで、そのすぐ横
の座卓の上に置いたノートパソコンで、さいたまのわが家から引き続き、おふくろの病
気治療によさそうな健康食品沖縄産フコイダンをいろいろ調べてたのが、すっかり快適
環境になり、すみやかに注文も終了。
一仕事終えた後のちょっとした充実感の中、ビール片手にサッカークラブチャンピオン
ゲームを続けて見た。どっちが勝ってもかまわないゲームは気楽なような張り合いがな
いような、いいプレイ見れてうれしいような、浦和レッズのいる場所との隔絶感が淋し
いような、ここんとこなんでこ〜寒いんだ、酒だ酒だ、って。
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