思いつくまま、気の向くまま
  文と写真は上一朝(しゃんかずとも)


シャンせんせいのガンリキエッセー。
シャンせんせい、「わりあい」信心深いんです。



三の酉



26日は三の酉。

三の酉のある年は火事が多いといわれている。

今年は火事どころか地震、台風、原発爆発と災厄がまとめてやってきた。

だれのせいかな?


歳をかさねるにつれ、こらえ性がなくなってきた。

30分も1時間も並ぶのがいやなので、今年は朝駆けをすることにした。

神社到着8時半。予想はみごとにあたり、参拝客もまばら。

金、女、酒、ついでに家内安全と欲深くお願いしてきた。

熊手も、福をかきこむために、俗称「かっこめ」。

そう、落語ではお酉さまを「よくふかさま」といってたっけ。


熊手を売っている人も明け方の客相手の商売が終わり、なんだか眠そう。

夕刊の写真を見ると午前0時の一番太鼓を待つ人がいっぱい。

今年の売れ行きはいいそうだ。

日本全国神頼みというわけか。


恒例、妙見様のおみくじは“吉”。

名のある神社のおみくじは200円なのに、ここは経を唱えながらおみくじを引いてくれ

ていまだに100円。えらい!

去年は“大吉”だったのに、と見てみると「運気はいまが最高 だんだん衰運」とあった。

当たっていたな。

今年の“吉”には、「いまは運気低調なれど しだいに良くなる」とある。

当たるといいな。


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