サニーイズム             文はさぬがゆたか


ソノ世界的イラストレータ・サニーはココアメンバーですが、
ふだんのアート作業を栃木でやっていて、そこからの田舎だより。
スポーツマン、サニーはプレイ環境による厳しさもよく知ってます。



「日本女子オープンゴルフ」

2011年10月2日 

日曜は久々飲み疲れた身体のために、ゴロッとしながらテレビで日本女子

オープンゴルフを観戦した。会場は名古屋GC和合で春に男子のツアーも

開催される名門で、ふだんのスポンサーがついて賑やかな大会と違いメジャー

な大会だからか、なんとなくしんみりしている。なんでかなと思いつつ

眺めていると解説の某女子プロの口調が荒く聞こえる。で、何で荒いのかと

思えば毎回「ああ〜〜いけませんねえ・・またラフですよこれでは・・」

「身体が硬くなってますね・・これではまたラフですよ・・」とか

「ボールは止まりませんこれでは・・・また奥にこぼれますね・・」とかで

観ているこちらも硬くなってまうじゃないか。

そりゃ確かにバーディだらけの楽しく華やかなのもいいけど、今回の大会

のコース設定は厳しそう。距離は短いとはいえ春先の男子の時より狭く

ラフの芝が長い長い。昨日のい三日目ですでに全員オーバープレイだった

のに、今日は誰もが大叩き合戦だからだろうNHKの放送も辛い。

女子の握力じゃきっと手首だって痛めるくらいのラフの深さの連続で

先日引退を決めた古閑美保プロも他人事じゃなくなる。ちなみに彼女の

ハスキー声は同じ九州出身の八代亜紀に似てると思う(関係ないけど・・)

ま、どうであれ今回の優勝スコアが通算12オーバーちゅうんだから

身長149センチの馬場選手はほんと耐えぬいた勝利だった。

良く頑張ったらバーディで、普通がパー、失敗すればボギーって考えるのが

Parプレーの原則だとしたら、最終日60人のほとんどが失敗だらけって

ことで、2アンダーに出来たのは北田選手ただ一人だってことにびっくり。

日本と名のつくメジャー競技だから、易しくはしたくないんだろうけど

こりゃ設定のミスじゃなかろうか。天候がまだ晴れていてこれだから、万が一

にも雨でも降って風でも強かったら、一体どんな日になったんだろかと思う。

ラフからラフに打ち続けるゴルフのつまんなさったら、人一倍知っている

自分でも思うんだから、それでおまんまを食べてる人達は気の毒だ。

そんなわけで、けだるく観戦するつもりが背中に張りが増した日であった。

がんばれ女子!(って、おまえもな、だよ)


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