●連載
がたやま娘のひとりごと      文はこんのたえこ


地方文化都市山形で、世界の様々なことを感じ考えている
賢くうら若い(?)娘の話を聞こう、疲れたおじさんおばさんたちよ!

たえちゃんには、ちょっと驚きの経験だったようなんだす。



何も感じない音楽

珍しく、心に響かない音楽を聴いた。

こんなこともあるのかー、と思った。


とあるクラッシックのコンサート。

その方の演奏を一度聴いてみたくて、そして、ラッキーなことにチケットが手に入

ったので、行ってみた。

コンサートホール自体は、200席くらいだろうか。

小さな小さなカルテット。

使っている楽器も、ものすごく良いもの。

素人目にも良いものだと分かるくらい、良いもの(笑)

演奏家は、日本国内だけでなく、海外でも学び、演奏経験も豊富そうな経歴だった。

音色も美しかったのになぁ。。。

本当に、聴いていても、心に全然響かなかった。

いいんだろうなー、とは思っていたけど、私の心には何も響いてこなかった。

不思議な経験だった。


第二部に、違う楽器が入ってクインテッドになったんだけど、それを聴いたら、ち

ょっと楽しくなった。

というのは、その演奏家が、自分の楽器を愛していて、楽しんでいることが伝わっ

てきたからだった。


私にとって、何も響かなかったというのは珍しい経験だったけど、演奏家というの

も、大変なものだなぁ、と思った。


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