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2010年9月13日(月) 連載・映画と映画館−4

デカプリオ主演の『インセプション』を家の近くにあるシネコン、ワーナーマ

イカルシネマ浦和美園にチャリで行き観てきた。

他人の頭の中に進入しアイデアを盗むプロ集団に属するコブは、サイトーとい

う男から極めて難易度の高いインセプションを依頼されて…。(文・情報誌ぴ

あより)

とてもおもしろかったというか映画本来の観客をわくわくさせる要素盛りだく

さんのSF映画で満足した。

何しろターゲットの夢の中にデカプリオ率いるプロ集団が潜り込み彼の潜在意

識に、ある考え方を植えつけようというのである。ちょっとテレビ広告のマイ

ンドコントロールに似ているか。

夢の中の映像化が凄い、コンピューターグラフィック大活躍で高層ビル街全体

が大津波になったりする。また夢の中で複数の夢がひんぱんに入れ替わる、観

客もよく観ていないと話の筋が解らなくなりそうな難しい映画でもある。

サイトー役の我らが渡辺謙さんもデカプリオと英語で堂々と渡り合っていたが、

やっぱり借りてきた猫っていうか若干彼に押され気味な感じがした。

雪山の中での銃撃戦でプロ集団の一人の「どうせ夢の中だからもっと大胆にや

れっ」と言う台詞が面白かった。これってこの監督自身の映画を造る時のポリ

シーか、彼の人生のポリシーではないのだろうか。

(写真・公式サイトより)





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