●連載
愛しきひとよ       句は尾形充洸


恋に悩む、怒れる映画プロデューサー、尾形充洸さんが万葉調不定形句を
連載してくれてます。
歌人は、山里に逗留し晩夏の趣きを鑑賞してます。









   ほんのりと薄紅色の雲浮かべ
      
           空のしじまも水鏡にあり




  夏ゆくや秋来たるらし虫すだく
    
           里の夜明けの残り蝉なく  








                  ほんのりとうすべにいろのくもうかべ そらのしじまもみずかがみにあり

                   なつゆくやあききたるらしむしすだく さとのよあけののこりぜみなく


戻る