レジ前で焦る
週末、夫と近所の焼き鳥居酒屋へ飲みに行った。
私たち夫婦は、時たまこんな感じで飲みに行く、友人のようなものだ。
「ワリカン?」「私も少しは出すよ。持ち合わせに限りがあるけど。」「大丈夫だ、俺に任
せろ。」と夫が言ったので、気持ちよく飲みに出掛けることになった。
7時前頃、お店に行った。
焼き鳥とつくねのほかに、なぜか鳥のから揚げが食べたくて注文した。あとはサラダ2品と
セロリの浅漬け。実際食べてみたら、鳥のから揚げは多かった。そして歳なので、あまり脂
モノを受け付けなくなっているのだった。
しかし酒はけっこう飲んだ。
無口な夫であるが、たまにはいろんな話をする。
大体において当たり障りの無い話なのだが、時には私がズバッと話すこともある。
その日も何やかんやと話をしたり聴いたりしていて、さっき時計を見たら8時だったのに、
もう10時にもなっていた。思いっきりびっくりした。どうりで周りの客がほとんど回転して
いるはずである。話が長くなると、長居をしてしまう。街中ではないので、次の店に行くわ
けにもいかないので、つい長居をしてしまう。
「もう1杯飲んだら、帰ろうか。」と言って飲み物を注文した。
そして帰る支度をして、レジへ。
「お会計8,600円です。」と言われ、私はとりあえず3,000円を夫に渡した。そうしたら夫が
「あれ、お金無い。」と言って、3,000円だけ財布から出した。夫はたまにこういう悪フザ
ケをするので「いいから早くしなよ。」と言ったが、本当にお金を持ってこなかったらしい。
レジカウンターに乗せられたお金は、2人合わせて6,000円。足りない。と思ったら2人同時に
「カード使えますか?」とお店の人に聞いたが「うち、現金だけなんです。」と困った顔で
答えた。
「お前、ふざけんなよ!」と言いながら、私はあと3,000円を追加してお支払いして、無事
にお店を出てくることが出来た。これでもしお金が足りなかったら、無銭飲食みたいじゃな
いか!社会人として、こんなに恥ずかしいことは無い。
夫は財布を確認した時に、1,000円札と10,000円札をカン違いしたらしい。バカヤロウ!!
次の日、律儀な夫は、私にちゃんと6,000円返してくれました。 |