3/8の日記          文は田島薫

逆境と試練の日々

土曜はJリーグ開幕、夕刻、鹿島アントラーズ対わが浦和レッズのゲームをテレビ観戦した。

さあ、今年は去年のように優勝は鹿島にゃ譲らないことにしよー、って意気込みで、チーム、

サポーター一丸になって戦ったつもりなのが、結果は2、0の負けで出鼻をくじかれた。

あんまりさえない気分でいると、今度は突然茨城の両親の奥の家の今山さん(仮名)から電

話があったんで、両親になにかあったのかと焦ったが、どうやら家の電話が通話不能になっ

てるもんで、心配しないように連絡を頼まれたということだった。

おふくろの手術以来、家人の発案で毎晩電話する習慣になり、やってみると安心感も出るし、

けっこう楽しんでいたもんで、できないとなると、なんだか落ち着かない気分になり、NTT

の無人受け付けに連絡したりしてから、電話器を風呂場のドアの外にまで持って来たりして

風呂入り、出たころNTTから電話で、すでに同様に修理を依頼されてて明日の午前中うかが

うことになってるとのこと。ビール飲んだりしながら、電話器が突然不通になる、ってこと

について考えてみたら、去年の夏に茨城で同じようなことがあったのを思い出して今山さん

に電話、玄関のそばの部屋のコンセントが抜けてないか確認を頼んだら、しばらくしておふ

くろから電話があり、「あの部屋のエアコンのコンセント入れたら電話通じた」、って少し

納得いかない風だったけど、なんとか理解した様子。電話代った今山さんにお礼言い、修理

のキャンセルはこっちですると伝えて切ってからNTTに電話した。

翌日曜のブランチ後、歯をみがきながら、きれい好きの家人が便器の汚れが落ちない、って

こぼしてたのを思い出し、使い捨て金ダワシとドライバーでそれをごしごしやってると、音

に気づいた家人がやってきて、卒倒するばかりにびっくりして、キタナイ、タスケテクレー、

って大騒ぎ、感謝してもらうつもりが、大ブーイングをもらった。

気を取り直して、さて、と考えると、図書館へ本を返す日なのにどの本もほとんど読み終え

ない上、外は雨。読み残しを猛スピードでやっつけながら、閃いた。そだ、パソコンで登録

してあるんだから、図書館のホームページから借り出し延長ボタンを押せばいいんだ、って。

で、やってみたら、ボタン延長、はい、次も、って10点全部延長完了したと思ったら、1点

だけ、予約の文字が出てて延長されてない。

借りる時、そんなに好きでもないんだけど、ちょっと気分転換にこんなのも借りてみっか、

って初めて借りた「アース・ウィンド・アンド・ファイアー」のCD.1枚持って、冷たい雨

の中、目出たく図書館までお出かけすることになった。




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