サニーイズム             文はさぬがゆたか


ソノ世界的イラストレータ・サニーはココアメンバーですが、
ふだんのアート作業を栃木でやっていて、そこからの田舎だより。
真実の人サニーは、いろんなもの尊敬します。



『 孤 高 の ひ と 』

今日も夕方になって雲行きの怪しさどうりに

雷サマがやってきた。栃木はゴルファー仲間じゃ

宇都宮の餃子同様、感電度ランキング毎度上位なのだ。

はたして今日は、どのくらいなのかと腰に手を

あてながら北西を眺める。

積乱雲のふちがピンクに染まり、その下がどんよりと

濁りだせば大正解!

「音は出さねどニギリッペ!」

効果絶大な稲妻をじきに運んでくる。

犬がおよび腰になり、まるでUFOでも出てくるじゃ

なかろうかとモロコシ畑がなびく。


そうだ、そんなときに見上げれば孤高の人が

今日もアンテナをやってくれている。何年も

何十年もびびらず怖がらず我が家のてっぺんで。

なのに朝から晩まで「余命一年!忘れずに!」と

TVじゃ宣告されっぱなしでも、今日も天に

立ち向かっている。




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