サニーイズム             文はさぬがゆたか


ソノ世界的イラストレータ・サニーはココアメンバーですが、
ふだんのアート作業を栃木でやっていて、そこからの田舎だより。
今回のサニーは、宇宙のロマン、研究員の賛辞、未知の不安、と大忙しです。



「 物 体 X 」

数日前、オーストラリアのウーメラ砂漠に空高くから炎とともに

落下してきた物体。

中華鍋を重ねあったような頑丈な円盤は、JAXAが7年前に

遥か遠くの小惑星イトカワ目指して打ち上げた探査機はやぶさが

かたときも離さず一緒だったやつらしい。

当のはやぶさは大気圏突入の際に燃え尽き、そこで解き放たれた

中華鍋だけが、涙、涙で無事帰還した。7年も帰って来なけりゃ

そのへんの夫婦なら死亡届けも出されてしまうけど、JAXAは

偉い!ちゃんとちゃんとマメに連絡を取り合い、目的だったイト

カワの表面のサンプルを持ち込めてれば最高の任務なわけだ。



こうも生まれてからず〜っと地面の上から空を眺めていることに

慣れていると、遥か空高く遠いところに、おそらく直径500

メートルぐらいの落花生のような形の惑星が存在し、そこを

めがけて探査機が飛んでいくってことを想像しただけで

身震いする。空にでっかい落花生・・・・。

そんなわけで、あまりにも感動と興奮でここんとこ過ごして

いたけど、ふと心配になった。

もし、中華鍋カプセルの中に石や土らしきものが採集されて

いれば、それは地球人類にとって初の惑星からのモノになる

んだそうだ。

「THE THING」 映画邦題「遊星からの物体X」が

ふと浮かび、その蓋開けちゃダメ!と。


■ エイリアンもそうかも知れませんが、まだまだ知らない

  いろんな宇宙規模の未確認な菌や生物の存在。地球人に

  とってはミクロンでも、それが大きいとか小さいとかの

  定規わからんしね。この夏から相模原でで開けられる事実。

  すごいぞこれは。

  
 

そりゃともかく、はやぶさ君の冒険日誌がちょっと面白いので

http://www.isas.jaxa.jp/j/enterp/missions/hayabusa/fun/adv/index.shtml


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