12/23の日記          文は田島薫

オーディオアンプをめぐるボーケン

私は前にも言ったように、一度買った道具は動かなくなるまで使うたち(けち?)だか

らオーディオについても同じで、事務所で使ってるやつは40年以上前に友人から中古を

1万5千円ぐらいで買ったもんだし(とは言っても、レシーバーがこわれてしまい、残っ

てるのはスピーカーだけで、今使ってるレシーバーは「1度」買い替えたもの)、自宅

の方のも、やはり40年ほど前に普及品でそろえてから、途中、テープデッキとCDプレ

イヤーを買い足した以外ずっと使っている。

とは言っても、アンプだけはこわれるのが早いらしく、こちらも1度電気店で一番安か

ったやつに買い替えたもんなんだけど、やはりこのアンプもこの何年か、調子が不安定

になり、片側の音が出なかったり雑音になったり、してるかと思うと、全く問題ない美

しい音を長時間保持したりするもんで、なかなか買い替えることができなかった。

で、先週のココ通でサニーが高級アンプを6千いくらで買った!、って話を読み、よし、

いよいよとなったら、中古を買おう、って決め、冷静にまたアンプの音チェックをして

みたら、やっぱり、デッキやチューナーに切り替えるたびスピーカーの片方が音が出な

かったりするもんで、接点復活剤を吹きかけてみてから、だめなことを確認し、日曜の

午後、サニーの真似をして近所の中古店「ハードオフ」へ自転車で出かけた。

行ってみると、8000円ぐらいでパイオニアの2008年型が出てて、機能的には問題なさ

そうだったんだけど、全面パネルの下半分の左右いっぱいに妙な曲線でされた余計なデ

ザインが気に入らず買うのをやめて帰って来た。

1年ほど前、廃棄を覚悟してたパソコンの接点に復活剤を一吹きしたら直ってしまった

ことを思い出し、これは、修理してみる価値あんな、って思いながら、ラインコードに、

チューナーとか、CDとか書いた紙片をテープでつけてから全部はずし、ネジを取って

中を開けて見てみたんだけど、さっぱりわからないんで、接点復活剤を裏からも吹きか

けただけでまた蓋をしめた。

念のためにまた接点復活剤を接続先それぞれにたっぷり吹きかけて、つないでみてから、

さて、ってテープデッキやチューナーを聴いてみたら、前より強烈な完璧な雑音になっ

てた。これで、買い替えしなけりゃ(中古で)、ってことがきっちりと納得がいったわ

けで、よかったよかった、って。しかし時間かかったー。




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