サニーイズム             文はさぬがゆたか


ソノ世界的イラストレータ・サニーはココアメンバーですが、
ふだんのアート作業を栃木でやっていて、そこからの田舎だより。
お待たせいたしました、サニー時間で煙草へのおもいの続き。


「スモーキン・ブギ」

かつておなじみのサニーです。ほぼ一年ぶりの登場ですが

またのお付き合いのほどよろしくお願いします。・・・ぺこり(汗)

そんなわけでページをスルリと戻してみたら、一年前のコラムは

鼻息プンッと気張って「禁煙」の開始を唱えていたわけで、その後

どうなったかっていうと自滅したわけじゃなく、なんとなんとその

日から一本も吸っていなかったのですよ。

正確にゃ数本をくわえてみたことがあったけど吸っちゃいない。

舐めてはみたが吸っちゃいない。一応見事な一年ってことなんです。


たばこ。う〜んと昔の中学生の頃じゃないだろか。まるでジョージアの

黒人の子達が綿畑で働いたように、たばこ畑で大きな葉っぱを掻き

入れるアルバイトをしたことがあった。蒸し暑い夏の真っ盛りに

2メートル近く伸びたたばこ畑ん中はイライラするほど暑く、指先は

タバコの樹液でベトベトしていた。思えば立派なニコチン&タールの

始まりだったわけで、その頃から指先が黄色く、高校に入ってからも

生活指導されていたのはそのせいかも。

で、その後数十年も吸い続けたニコチン&タールにいまさら辞めたところで

大差はないのに、なぜに焦っていたんだろうと思う。

そりゃ喫煙、いろいろ言います言われます。「健康のために・・・」などは

可愛いほうで「人としていかがなものか?」とまで言い放たれてはかなわん。

「それなら売るな!身体を張ってお国のために納税してるんじゃないか!」

などなど張り切ったことがありますけど・・・いずれにしてもちょっとちがう。


「たいした仕事もしないくせに・・・偉そうによ・・・

あァでもないこうでもないと屁理屈ばっか言うのは

酒の勢いとたばこの煙がないと言えないくせに・・・」

と自分漂う。

そんなわけで、ときたま年齢なりの自虐が頭をもたげ結果

「んなら、一番欠かせないたばこを辞めてみるべ!」となった。

何かが変わるんじゃないかと,ただただ単純にですよ。

ある意味こりゃ他力本願なんでしょもはや。


その後一本も吸わず正月を迎えたわけでありますが、そりゃ

それであたふたと悲惨な日々で・・・・・

                        つづく

 



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