11/9の日記          文は田島薫

アフリカの女王とくたびれた私

テレビ見て、新聞読んで、本読んで、ギター弾いて、終わり、っていつも同じ休日じゃ、

脳がない、ってわけでたまには思いきり違ったふうに過ごそう、ってことで、きのうの

午後は思いきって、前にバーゲンで買ってまだ見てなかった映画「アフリカの女王」の

DVDを見ることにした(思いきってそれだけかよ〜)。


戦時のアフリカ、ハンフリー・ボガートの小舟でキャサリン・ヘップバーンとふたりが

川下りし、激流や敵のドイツ軍やなんやの障害を乗り越えて終点の湖に着く、ってだけ

の話で(過言かも)、感動的名作映画の古典、ってような宣伝からイメージしてたより、

素朴で他愛無いような印象だったんだけど、多分それは、多彩な冒険活劇を見なれた目

で見てるせいで、60年前の当時ならハラハラドキドキの冒険物の面もあったんだろう。

それに、主役のふたりは始まりから終わりまで着替えなしで、それも最後はドロドロの

ぼろぼろになってる中での恋愛成就、ってことだから、飾り気のない究極の純愛を紡ぎ

出せた、ってアイデアも生きてるんだろう(そんな評論はいらんだろーな〜)。


思ったよりはメインイベントが盛り上がらなかった気がしたんで、その場運動して風呂

入り、ショーチュー飲みながら読書大会だ、つってるうちにいつくたびれてたのか、ま

だ9時だつってるのに眠くなり、コタツでごろ寝。簡単に休日の幕は下りたのだった。


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