●連載
がたやま娘のひとりごと 文はこんのたえこ
地方文化都市山形で、世界の様々なことを感じ考えている
賢くうら若い(?)娘の話を聞こう、疲れたおじさんおばさんたちよ!
たえちゃんの仲間たちほっとくとたいていこういう集まりになるだす。
みんなほぼ同級生。
こないだの週末、うちで小さなバーベキューを開催した。
中学の同級生のじゅんやんが、ゴールデンウィークの時にメールをくれて「私の誕生日パー
ティでもやってくれよ」と。じゅんやんとは、昨年からずーっと「飲みに行こうよ」「日に
ちが合わない」を繰り返していたため、やっと今年になっての開催となった。
そして参加メンバーをピックアップした。
うちは由緒ある町中の細い裏道にあるので、駐車場が無い。なので、徒歩や自転車で来られ
そうな人が条件に入る。でも一応、近所の仲良しのおばさんの家に頼んで、一台だけ置かせ
てもらえる駐車場を確保した。そして、飲み物や食べ物、焼きたい物は各自持参ということ
で、当日を迎えた。私は鶏肉を串に打ち、野菜のなんちゃってナムルや冷たいお茶やおつま
みを用意した。
昼下がり。
庭にほったらかしになっているバーベキューコンロに炭を入れて、火を点ける作業に入った
が、なかなか点火しなかった。そうこうしているうちにひとりひとり友達が来はじめたので、
上山から自転車と電車と徒歩でわざわざてくれたオオサカさん(♂)に点火の作業をお任せ
した。(オオサカさんはマメなので、こういうことにはもってこいの人物なのだ)
一時間半かけてやっと点火し、大歓声とともにオオサカコール&拍手が起こり、第一弾の焼
き物を始めたころ、参加メンバーが全員そろい、出かけていた夫も戻ってきた。みんな、お
互いほぼ初対面なんだけど、気の良い人ばかりなのだ。和やかに話をしているうちに、我々
はほぼ同年代、団塊の世代ジュニアで、今流行の「アラフォー」ってやつ。そして「婚活」
をしている人もいる。「アラフォーって人ごとだと思ってたけど、我々なんだよね〜!」っ
ていう名言が飛び出して、大笑いした。そして、今日大活躍してくれたオオサカさんのファ
ンクラブを結成しよう!まで盛り上がった。
じゅんやんは、魚肉ソーセージ、ちくわ、厚揚げなど、およそバーベキューに珍しい材料を
持参したが、どれもこれも美味しくて大ヒットだった。悪友のヨーコは、亡くなった父や祖
父母のために団子を買ってきてくれて、ありがたく仏壇におそなえしてから皆でいただいた。
さんざん食べて追加のビールも買ってきて、日が暮れた。夕飯を作らなきゃならないメンバ
ーは帰宅したけど、さすが、ヨーコは夕飯を作りに帰って、またうちに遊びに来た。そして
またしばらく話をしながら飲んで、電車の時間になったオオサカさんが帰ることになったの
で、お開きにした。
後片付けが終わって、さぁ、お風呂に入ろうかと思ったら、雨が降っていることに気がつい
た。
あぁ、晴れてて良かったし、参加メンバーも楽しくて良かったと思った。