●連載
がたやま娘のひとりごと 文はこんのたえこ
地方文化都市山形で、世界の様々なことを感じ考えている
賢くうら若い(?)娘の話を聞こう、疲れたおじさんおばさんたちよ!
たえちゃんちはみんな向上心持ってるんだす。
桑田真澄さんの講演会
今は早稲田の学生さんである、桑田真澄さんの講演会に行ってまいりました。
最近、こういう機会がめっきり無かったので、とても楽しみにしていました。
「桑田さんって、どんな人なんだろーねー」って小さい頃から野球をやっている夫と共に行
きました。
お席は全席自由なので、ちょっと早めに行って、前から5列目に座ることが出来ました。
スゲェ!とお思いでしょうが、山形ではちょっとの努力でこういうことが可能なのです。
壇上にあらわれた桑田さんは、普通の体格の普通の人だった。それこそ、野球の一流選手で
なければ、フツーの人みたいに見えた。お話も面白かった。お話が始まって、夫がメモを取
り出したので、私もあわててメモを取った。
小さい頃から、何度も挫折を経験したこと
そこから何度も立ち上がったこと
野球とは、結果がすべてである残酷なスポーツだということ
物事を継続すること
表の努力と陰の努力の両方を行ったこと
運とツキで結果が出たこと
など。
重―い努力や根性の話じゃなかった。時に大笑いもしたほど、楽しかった。
山形県民が桑田真澄さんと聞いて思い出すことといえば、1985年、昭和60年の夏の高
校野球。PL学園対東海大山形の「27−9」というバスケのような得点の大記録で、記憶に
残る試合だ。http://www2.asahi.com/koshien/special/kiroku/TKY200506130568.html
そのことについて、桑田さんは少し笑みを浮かべ「記録的な試合でしたね。でも、東海大山
形のチームも、甲子園というところで自分たちと同じ目標のために集まった、仲間です。」
と言っていたので心から感心した。
一流の人は、まったくもって自然体で謙虚だ。