思いつくまま、気の向くまま 文と写真は上一朝(しゃんかずとも)
シャンせんせいの「ぼけのたわごと」、タイトル変えました。
諦観シャン先生は政権交代あっても騒ぎません。
予定は未定
都議選も大方の予想どおり民主党が勝利した。
今日、麻生首相が解散と総選挙の日程を公言したので国政も予想どおりに落ち着くことだろう。
これで政権交代だ、へんてこな自民政権ともおさらばだ、と喜んでいる人も多いだろうが実態は
たいして変わらない。なぜかというと、今回起こるであろう政権交代は欧米諸国にみる政権交代
と質が異なる。たとえばアメリカの共和党と民主党ほどに自民党と民主党の違いがない。しいて
言えば民主党は自民党小澤派か鳩山派といったところだ。
その出自も旧竹下派経世会なので政治手法が似ている。それは小澤、鳩山の献金問題をみればわ
かる。派閥がしっかりしていた頃の自民党は、いまの民主党と自民党の違いくらいの政治変革を
やって永らえてきた。
というわけで欧米並みの政権交代に期待しすぎるととんでもないことになる。商売にしくじった
旦那にかわって番頭か親戚が商売をやるようなものだからあまり期待しないことだ。
とは言っても政権交代である。なにかは変わるはずだから、政権交代とはこういうことなのかと
いう勉強のために少しの失敗には短気を起こさず、ま、予定は未定だからとおらかに見守ってみ
ようではありませんか。どうせ大した違いはないのだから。