●連載
がたやま娘のひとりごと      文はこんのたえこ


地方文化都市山形で、世界の様々なことを感じ考えている
賢くうら若い(?)娘の話を聞こう、疲れたおじさんおばさんたちよ!

今回のたえちゃん、動いて動いて動いて動いた。



文字通り、長い一日。

日曜日の夏至。

私は、この一年でもっとも長い一日を過ごしました。


朝、4:30起床。

その日は最近習い始めたヨガの特別クラスがあり、っていうか軽い親睦会を兼ねて早朝にヨ

ガをしよう!ってことだった。

そして5時過ぎ頃に家を出て、待ち合わせ場所に向かった。あいにくの雨。着いたのは一番

乗りだった。

そして、だいたいにおいていつもいる、「待ち合わせ場所を思いっきり間違えている人」た

ちの集合を待ってから始めた。

小雨が降って、霧も出ていて少し肌寒かったのでジャージを着ていたけれど、動き始めて温

まったのでTシャツで動いていた。動いているうちはぜんぜん寒くなかった。

そして瞑想も終わって、みんなで温かいお茶を飲みながら楽しく歓談し始めた頃に、私はサ

ヨウナラをしなければならなかった。

なぜかといいうと、祖母の十三回忌と祖父の一周忌の法事があったのだ。

なるべく急いだ安全運転で帰宅したら、母方の祖母がもう家に来ていた。

そしていそいそと着替えをし、朝ごはんを食べ、化粧をし、(ヨガにはスッピンで行ってい

た)軽く掃除をし、茶碗を乾拭きしながら、親戚ご一同様の到着を待った。

新関ご一同様が揃って、お寺に行き、お坊さんがお経を唱えているとき、母が「あ、仕出し

屋さんがもうすぐ家に来る時間だった。」と挑戦的な告白をしたため、私は一足先に家に戻

り、仕出し屋さんが来るのを待っていた。そして仕出し屋さんが着いたと同時に、私は仕出

し屋さんとともにお膳やお料理の皿を並べる「仕事」をした。

雨も晴れて暑くなっていたので、少し汗ばんだほどだった。


そして法事が終わった後、義母の実家と夫の実家へ出かけることにした。

義母の実家でも法事があったのだ。その法事よりも、夫にうちの法事を優先させてくれた私

の婚家は素晴らしい。というわけで、お礼とご挨拶に向かった。

お茶を二、三服いただいたあと、夫の実家へ向かった。

そしてまたお茶を二、三服いただいた後、家に帰ってきて愛犬わたるの散歩に行った。

だいたい8時少し前くらいまで日があった。


すごくたくさんのことがあった一日で、お日様と同じく、私の体力もよく持ったもんだと思

った。


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