1/13の日記          文は田島薫

ニューイヤーロックフェスティバル

3連休は、いつもの生活パターンにプラスして録画しておいた正月番組を見る、って

テーマになった。とは言っても、一個は立川談志の6時間ドキュメント、もう一個は

この日曜の夜中の3時間やったニューイヤーロックフェスティバルだけだけど。

立川の方は日曜の晩に見だしたら、当人やら周囲やらが誉めまくってるわりに、実演

シーンがけっこう退屈で、とは言うものの彼を嫌いというわけじゃなくて、その独断

的発想や物言いは大好きなんだけど、肝心の落語そのものについては、さほど感心で

きず、1時間半ほどで眠くなりやめ、ニューイヤー〜の方はきのう飛ばし見したんで、

そっちの方についての感想と意見を。(そんなのいらん!…裕也談)


毎年年末から新年に渡り、内田裕也プロデュースでやってるロックフェスなんだけど、

ロックフェス、今年は6か国同時開催!、って盛り上げようとしてるわりに、国内で

は今年は銀座博品館、各国の会場も100人ほどか、ってぐらいのロックカフェみたい

なところで地味にやってる。

裕也はじめ、シーナ&ロケッツ、白竜、桑名正博、力也などの常連は毎年同じ出し物

で定型のロックやってても、そのスピリッツを忘れず、とにかく年とっても楽しもう、

って趣旨のようで実に楽しそう。内外の若いロッカーも同じように育てよう、ってこ

となんだろう、そういった若いバンドも続々登場して楽しそう。

ま、でも私としては、もっとクリエーティブで今まで聴いたこともないような新しい

もんやってるバンドの音聴きたいな〜、って気持のが強くて、つい飛ばして見てたら、

3時間分が1時間足らずで見終わってしまった。

以前は、ガールズバンドのTHE NEWSとか、パンタとか、クリエーティブなバンドが

出てて私もけっこう楽しめる部分もあったんだけど、彼らが出なくなって少し退屈に

なった。もっとも、THE NEWSそっくりな歌歌う若手ガールズバンドが出てたから、

知らぬ間に世代交代ってことなのか。でもそのギターはTHE NEWSの女ジミヘン・ア

オキさんのテクにはとてもおよばないのが寂しい。

しかし、もしかすると内田裕也が目指してるもんは、世界を楽しくつなぐお祭り的な

ロックンロール、ってことで、クリエーティブ、ってテーマはあまり必要ない、って

ことなのかもな〜。


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