思いつくまま、気の向くまま 文は上一朝(しゃんかずとも)
シャンせんせいの「ぼけのたわごと」、タイトル変えました。
今回のシャン先生、振り込め詐欺から、すぐにそれを連想したようです。
○○詐欺にご用心
駅前にある銀行のATMのガラス越しに二人の制服警察官の姿が見える。
去年は何事かと思ったが年末の振り込め詐欺の警戒である。中に入ると若い警察官が寄ってきて
ニコリともしないで自分たちがここにいる趣旨を説明したのち、「還付金等詐欺にご注意!」と
書かれたチラシを渡された。その歳に見られたか!と周りを見ると若い人にも同じように声をか
けていたので一安心。
二人とも巡査拝命二年位の若い警察官だったので、ついいたずら心が起こり、ATMの機械から振
り向きながら「これから騙されます」と言ったら彼らは初めてニコリとした。外へ出るとき「本
官侮辱で逮捕する」と言われても困るので、ご苦労さまと声をかけたら「気をつけて行ってらっ
しゃい」と軽く頭を下げてくれた。困ったことだが、これも歳末の風物として定着し、そのうち
に歳時記にも載るだろう。
歳時記といえば俳句だが、
【振り込めと 何度言っても 知らん顔 頑固親父は いつも留守電】
という狂歌が浮かんだ。
「来年も溜年…か。これじゃ親父も学費を送ってくれない。また、ハケンで稼ぐとするか」。の
心持である。
こうして若い人が職場に進出すると、どうしても中高年ははじき出されて歳末の寒風のなか職探
しに駆けずり回らなければならない。民主党は、このような状態を無くしてくれるのではなかっ
たか。現状は自民政権となんら変わるところがない。いや、もっと悪くなっているかもしれない。
詐欺師というものは、業種にもよるが立派なパンフレットを作る。そして夢を持たせてくれる。
米大統領との会見。中国国家主席との大仰な面会。どれをとっても見栄えのするパンフレットだ。
民主党は、最近ことあるごとに「何分初めてのことなので時間をください」と言うようになった。
いつでも立派に政権交代ができると、シャドウキャビネットを作ってはしゃいでいたのは誰なの
か。これは立派な詐欺である。また、ガソリン暫定税率廃止、こども手当も怪しくなってきた。
こういうのをマニフェスト詐欺というのか、集票詐欺というのか。
いづれにしても詐欺にはご用心!