8/10の日記 文は田島薫
いそがしい日々
おふくろの内臓手術による入院で、しばらくおやじがひとりになっちゃうんで、仕事持
って自分のところへ来てほしい、と言うおやじの希望を入れ、前もってNTTに茨城の田
舎にインターネット工事頼むと、光はおろかADSLも一番スピードの遅い1メガにしか
対応してなくて、それも通じる保証はない、っておどされていたんだけど、やってみた
ら、ま、それほど支障もなくインターネットやメールができそうでひと安心。
おふくろの病院は両親の家から車で30分ぐらいのところにあり近いんだけど、車はあ
るものの四輪免許を持ってない私と、ペーパードライバー10年の家人と、目が弱った
おやじ、のだれもが運転できない、って情況の中、日に2本利用できる病院からの定期
循環バスを頼りに時間をあわせて1日おきぐらいに家人と通ってて、その合間の家にい
る間は家人とふたりで、炊事洗濯掃除に買い物、って忙しさ(ま、免許取らない私のせ
いなんだけど)。
まあ、そういった家事はさいたま市でもやってたんだけど、ふだん肉を食べない私と家
人と違って肉好きのおやじのために、時々別メニュー作ったり、買い物もなま物は近所
の商店に週1仕入れを頼むか、自転車で片道30分かかる場所にあるスーパーへ行かな
けりゃならないし(免許取らない私のせいなんだけど)、すみずみまで汚れきった部屋
や仏壇の裏なんかをぞうきんがけしてると、そっちよりこっちを先にやってくれ、って、
庭のジャングルの枝おろしなどをおやじが指示する。
切りない仕事を適当に切り上げては、その間にパソコン開いて、ずっとただそれの調整
やってるだけで日々が終わり、ギター持って来たのに弾く余裕もないところへ持って来
て、かみなりを過度に怖がるおやじは、夜でもそれが始まると、食事の途中だろうが、
風呂入ってる途中だろうがブレーカー切れ、って大騒ぎするし、身内とは言えワンマン
体質の人格と一緒に暮らすのはなかなか大変なもんなのだ。