8/17の日記          文は田島薫

元気なおふくろとがんばる家人

先週はおふくろの内臓手術があったんでその前日と当日、翌日と続けて病院へ行った。

手術は4時間ぐらいかかる予定だったんで、午後1時から始まれば、目が覚めるまで、

おやじと家人と私が帰れるのは深夜になるかも、って思って控え室で待ってたら、まだ

日の高い3時40分ぐらいに、無事終わりました、って呼ばれた。

集中治療室に入りその30分後には目覚めて、もうぽつぽつ会話もできた。

集中治療室入って最低24時間は厳密な監視や処置が行われるので一般病棟へ移るのは

その後いつになるかは断言できない、って言われてて、しばらく弱ってる状態だろう、

って思いながら翌日1時ぐらいに集中治療室行くと、もう当人元気に半身起き上がって

て、笑ったり、看護士たちに冗談言ったりしてて、一般病棟に今移るとこ、だって、で、

またその翌翌日行くと、もう前日から歩くリハビリも始めてる、って言うから、おふく

ろのようなのう天気なタイプは回復力が早いのか鈍感なのかどっちかなんだろう。


前回も書いたように、おふくろの病院に行くのに日2本だけ使えるそこの定期循環バス

を利用してるもんで、その用で半日はかかり、その他の時間は、裏の家の人に家人が車

のほとんど通らない農道などで運転を習う時に私も同乗してて、ほとんどそれだけで1

日が暮れて行く感じ。

家人は10年のペーパードライバーで、車があるのにだれも運転できない現状をなんと

かしたい、って使命感を感じたこともあったんだろうけど、わりに近くに自動車教習場

があったんで、茨城へ来てる間の退屈しのぎに練習してみたい、って言って、試しに問

い合わせてみたところ、入学金がいる上に予約も日にちがいったり、さらにお盆期間は

休みだ、ってことだったのであきらめかけてたら、そばで聞いてたおやじが、うまくす

れば自分たちにとっても便利なことになりそうだ、と張り切ったと見え、今わりあい仕

事がひまで、そういった世話を喜んでやってくれる奥の家の今山(仮名)さんに頼んで

みてやる、って言ってそうしたら今山さん二つ返事で教習官を引き受けてくれたのだ。


そんなわけで、肩張ってハンドル持つ家人の運転するおやじのけっこうでかい車の後ろ

乗り、筑波山望むのどかな広い農道を行ったり来たり曲がったり、たまに縁石乗り上げ

たり、してるのに向って、そこはアクセルゆっくりとか、ブレーキを忘れないように、

などと、今山さんが指示してる合間に2輪しか乗れない私もなんか言ったりしながら、

のったりとしたドライブを楽しんでいる(?)。


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