思いつくまま、気の向くまま
  文と写真は上一朝(しゃんかずとも)


シャンせんせいの「ぼけのたわごと」、タイトル変えました。
今回のシャンさん、庶民のアホづら見てるうちに思わず役人に共感しちゃっております。



役人は頭がいい



めずらしく主婦向けの番組を見たら家庭用太陽光発電の話しをしていた。

出席していた経済産業省の役人が今後の太陽光発電普及の見通しについて説明をした。

一般家庭で太陽光発電の設備をすると250万円位かかる。自治体と国の補助を受けても現

在では償却まで十五年を要する。普及が進めば設置コストも下がり、売電も含めて償却まで

10年以内にしたいというのが政府の計画のようだ。

普及率の目論見が少ないのではないかとの質問がでると、かの役人は「ヨーロッパではこの

ような物にたいしては、その内容をよく見るので大規模発電にしか手を出さないが

日本ではブームということがあるのでこの数字よりかならず大きくなる」と答えた。

エコブームというと聞こえはいいが、小生にはこの役人が、「なーに日本人はすぐ付和雷同

をしますから」と言っているように聞こえた。しゃくにさわるが多分そうなるであろうと思

うと、さすが役人は頭がいいと感心してしまった。


フレーミングの「人は思いこみにより正確な状態を把握していないことがある」という言葉

があるが、民主党小澤一郎の問題も同じことがいえるのではないか。

この件は世評言われるような政府の介入はなかったと思う。民主党政権を嫌う検察エリート

が、民主党に政権をとらせないためには国民にどのようなテーマを与えれば勝手に騒ぎ出す

かということをしっかりと見通してやったことだろう。

このような官製ブームで国民が踊らされている例は沢山ある。

官製ブームの大成功の一つに数えられるメタボ騒ぎに続きタバコヒステリーもそうだ。

タバコはそれほど害があるのなら禁止すればよさそうなものだが、国の税収を確保するため

に矛先がそこへ行かないようにして国民に同士討ちをさせている。役人は実に上手いやりか

たを考えるものだ。


昔、川の土手に桜を植えたのは、お花見に来る人たちに土手を踏み固めさせるためだという

話を最近聞いた。徳川幕府以来三百年の蓄積、庶民を手玉に取るノウハウをもつ役人という

ものは実に頭がいいものである。お役人様をバカにしてはいけません。


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