9/8のねこさん 文は田島薫
うめちゃんとうまちゃん
今回はあまりおもしろくないんで(いつもはおもしろいのか?、って?)、読まな
い方がいいかもしれません。
残暑のせいか、夏負けもあるのか、あまりねこさん出て来ないようなんで、ふだん
ならネタにならん!、ってゴミ箱に入れちゃうような話に無理矢理スポット。
エピソード1 この間、近所のスーパーから発泡酒ワンケースと4リットルの清涼水
持って帰って来たら、坂の下のバレエ教室の向こうに梅ちゃんがいて、こっちと目
があったんで、よ〜よ〜、などと言いながら下りて行って、愛想のいい向こうもこ
っちへ歩いて来て、あと1メートルぐらいのとこで、私は荷物を道路に置きしゃが
んだ。梅ちゃんの方はゆっくり歩いて来て私の前をそのまま歩きすぎて行った。
エピソード2 きのうまた近所のスーパーへ発泡酒と清涼水もとめて出かけようと
したら坂の手前のアパート前の小さな駐車場にうまちゃんがいたんで、よ〜うまち
ゃん、って行って近づいて行ったら、無愛想なあっちはこっちを横目で見ながらな
なめ歩きして、そばの車の下に入って行っちゃったんで、しゃがんで、うまちゃん、
って呼びながら、下をのぞき込んだけど、全然応答はなかった。
もっとも、同じ場所で飼い主の亭主でさえ、夜遅くうまちゃんの本名にゃあ、を空
しく呼び続けてることがよくあるぐらいだから、呼んでもムダなのだ。