ぼけのたわごと 文は上一朝(しゃんかずとも)
大変お待たせいたしました。
大好評だった酩酊放談のシャンせんせい、装い新たに復活しました。
今回のシャンさん、マルナゲとオチで、まるでおちついちゃってます。
動きたくても動けない
前号「なぜ動かぬか」の入稿にあたって、田島主幹と、浦和レッズ試合終了後の騒ぎに
も勝るものすごいやり取りをしました。その時、問題意識の権化田島主幹から、とても、
とても有益な意見をもらいました。
「動かないのではなく、動きたくても動けないのだ!」というものでした。その、鋭敏
なメールを見てシメタと思いましたね。「次はこれでいこう」─と。
ところが、「動けない」理由を考察しはじめると、その要因は実に多岐にわたります。
経済的要因。世界の情勢。日本人の国民性。近代社会の推移(明治以降の国の動きを検
証しなければなりません)。等々です。
これはえらいことだと思っておりましたところ、先日、出先で時間つぶしのために買っ
た、文芸春秋6月号の記事に探していた答えがでていました。これを、天佑といいます。
それは、文化人類学、近代史、現代の政治経済と、いくつかの記事にかかわる十数名の
人たちの意見の端々にあるのです。その言葉を適当につまんできて書けば簡単なのです
が、出来たものは三流大学の先生の論文になってしまいます。よく考えてみれば、労力
を使ってつまらんものを書くより、文芸春秋6月号を読んでもらったほうがよほどため
になります。文芸春秋6月号 金710円也 面白いですよ。
よりよいものが他にあると「動きたくても動けない」。 ハイ、さようなら。