6/16の日記          文は田島薫

災難はどこにもある

土曜の朝、ふとんたたんで押し入れに仕舞う時、戸の角に腕をぐりぐり、ってこす

ってしまい、5〜6センチの擦り傷をつくり血で真っ赤、実際よりも派手な効果。


1階で洗濯機回して2階へ上がったら、同居人が、地震みたいだった、って言うんで、

そ〜か〜?、ってあまり感じなかったんだけど、後になって、岩手宮城方面でかな

りの大地震だったってわかった。

午後、事務所にファックスが来てるらしいんで、見てみると、友人の建築会社のホ

ームページの修正依頼。本当は土曜は休みなんでやることはないんだけど、思わず

パソコンつけてやってしまい、ついでに大地震の現地である仙台のmixiの友人のと

ころに地震のことすっかり忘れて呑気な書き込み。


午後んなって、トイレの換気扇がホコリまみれになってるのを、いつもは見過ごし

てるのに、魔がさした、って言うか突然掃除を思いつきカバーをドライバーではず

そうとするが、1個とってもはずれないんでよく見ると、コードを固定する別のネ

ジがもう1個ついてた。

カバー洗ってまたさっきと逆にコードを固定するネジからつけようとするが、なか

なか穴にうまくおさまらずに、何度も床に落ちては拾って、ってやってると、同居

人が来て、おさえてやろうかなどと言うんだけど、こんなもんに手伝いはいらん、

って見栄張ってると、そのネジはちがうんじゃないのか、などと言われ、すぐに、

そんなこたない、って頑張ってると、ほらそこの窓開けてるとネジが落ちるよ、っ

て言われ、なこたないだろう、ってたかをくくって無視してたとたん、ネジが窓か

ら雑草生い茂る外へ飛んで行った。

一応外出て見てみたがすぐにあきらめ、いい、コード固定するネジは必要ないから、

カバーつければ問題ない、って言って、もう1個のネジでカバー止めようとしたら、

そのネジはそれをするには丈が短かった。落ちた方のネジがそれ用だった。


日曜、気を取り直して、天気いいし、たまには外出しよう、って同居人と、自転車

に分乗し、いつも行ってる図書館に本返しに行っただけなんだけど、カウンターで

返そうと、念のため、本を確認すると、あんなにお世話になった谷川俊太郎の詩集

を家に忘れて来てるのに気づき、同居人を待たせ、私は家へ取りに戻った。


って具合に災難はどこにでもある(っていうか、私自身が災難本体か〜?)。


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