6/9の日記          文は田島薫

レッズのずっこけにやきもの楽器大尽再訪

土曜の夜はワールドカップアジア地区予選のゲーム、前回3対0で楽勝したオマーン

にアウェイだとはいえ、やっとこさ1対1のドローって、あまりすっきりしない結果。

で、日曜のテレビ欄見ると、午後わが浦和レッズのゲームがある、って。ナビスコ

カップ予選敗退が決まってるけど(優勝経験もあるのにリーグの方で1位とってる

せいで、こっちは力をセーブしてるのか)、ぜひサポーターにゲームの勝利を捧げ

たい、って選手たちの声だ、って言うんで、2時50分開始まで、図書館で借りてた

谷川俊太郎の詩集などを読みながら楽しみに待った。

午後、秋葉原で通り魔、6人死亡って大事件発生の臨時ニュース、またか、って、

少し感覚がマヒしちゃってる私の頭、自分が現場にいなくてよかった、って思った

だけで、すぐに頭が切り替わり、そのままレッズ戦を楽しみに待った。


じゃーん、ゲーム開始、いい調子で得点してくれるんだろうな〜、って期待してた

ら、得点したのは相手の名古屋グランパス。

そのまま前半終わったあたりで電話が入った。先々週エレキギター買って持って来

た長さん、また新しいヤマハのアコースティックギター買ったって言うんで、レッ

ズのゲーム見てるんでちょっとどうしようかとも思ったんだけど、見せに来いよ、

ってことにした。

ゲーム始まって追加点とられた頃、長さん、またすごく形のいい井戸茶わんの写し

とビートルズのLP2枚分1枚に納めたCDをおみやげに、ギター持って登場。

もう、ゲームの方は少しずつ気分が薄れて来て、BGV状態になったんだけど、それ

が大正解で、けっきょく、レッズが1ゴールした間に名古屋に5ゴールされた。


高校時代にビートルズ一色だった長さん、私もけっこうそうだったんだけど、その

後、けっこういろんなもん好きになって、ビートルズの比重はだんだん軽くなり、

今やなつかしいスタンダードナンバー的感覚があるんだけど、現在進行形で色褪せ

ずビートルズイノチ、って言ってる同世代が多い中のひとりが彼だ。

彼に合わせて、ビートルズナンバーを次々合奏して遊んでたら、私だって、今も、

10代だったころの気分と、そんなに変わってないか〜?、って感じた。


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