●連載
がたやま娘のひとりごと      文はこんのたえこ


地方文化都市山形で、世界の様々なことを感じ考えている
賢くうら若い(?)娘の話を聞こう、疲れたおじさんおばさんたちよ!

ナーバスたえちゃんのまわりには、時にはクソジジイも集います。



家族アレコレ

最近、まわりは赤ちゃんフィーバーである。

2週間前には、出産祝いのお返しだと言って、仲良しのマナミちゃんが家族で来て

くれた。長男のユウマ君は、話しかけると笑っていた。マナミちゃんは「寝ている

ときは天使なのに、泣いているときは怪獣みたいだよ!」って笑いながら言ってい

た。2・3日前には、前の会社の同僚とばったり会って、3ヶ月になる女の子と初

めて対面した。その場に偶然にもまた別の同僚も居合わせたので、3人で立ち話を

してきた。

先週は仲間の家族に、3番目にして初めての女の子が加わった。

朝「産まれたよ!」ってメールが来たので、午後になってから主人と顔を出しに行

った。私たちが新しい赤ちゃんの顔を見ていたときに、小さいお兄ちゃんたちが新

しい妹に会いに来た。長男っ子はクールな素振りを見せていたけれど、次男坊は興

味津々で赤ちゃんのベッドをじーっとのぞきこんでいた。次男坊が納得したあと、

やっぱり長男っ子も近くに来て、赤ちゃんをじーっと見ていた。


週末は主人の実家に、義理の弟のご両親がいらっしゃるとのことだった。姑が午前

中不在だったので、手伝いに行った。車で2時間半かかる距離なのに、私が朝9時

にお邪魔したら、ご両親はもう到着していたのでタマゲタ。そして、いろいろしな

がらお昼ご飯を出したら、あちらのお父さんが「お昼ご飯いっぱい食べないでね。

夜、おじいちゃんがお餅を作ってあげるから。」と、お昼ご飯をたくさん作ったこ

の私の目の前で孫に言い放った。気持ちは分かるんだけどさ、「なんだこのクソジ

ジイ」と思って、ちょうど帰ってきた姑に「そんなこと言われてさ、腹立つ…!」

と小声で打ち明けたら、苦笑いをしていた。

帰ってきてうちの母ちゃんにも言ったら「そんなことでいちいち腹立ててもしょう

がないべ。ド田舎のじいちゃんなんだから。」と一笑された。


子供が生まれるときってとても新しくて希望いっぱいで幸せなんだけど、逆に、ク

ソジジイやクソババアとの付き合いってメンドクサイなって思った。


ついでに、そのクソジジイは、前歯オール金歯を丸出しにしてツバを飛ばしながら、

夕飯の席でも、もう今どき誰も賛成しないようなモノの考え方をご立派にご披露な

すっていた。主人の分まで飲んで、もう酔っ払っていた私は、その勢いで踏んづけ

てやろうかと思った。

コレじゃ、義妹はアンタなんかの息子の嫁にはやれないよ、って兄嫁がひとりで思

っていた。私の舅と姑は、私が飲んでいると、お酌までしてくれるんだぜ…!


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